古巣(塾)のホームページを見てみると
社長が変わっており
また、
役員だった人が左遷されていることが分かり
サラリーマンって大変なんだなー
って改めて感じました。
この会社は
社長が創業者のワンマン会社です。
会長に退いたとはいえ
実質権限は持ったままでしょう。
(以前、同じく会長に就任し、社長に戻った実績あり)
で
元役員の人は
左遷されて一つの県の責任者に降格させられていました。
私が入社した当時、
この人は東北地方全部の長でした。
それから年数を経て
本社の中枢を担うに至ります。
が
会社の業績は芳しくなく
私の在職時から
「Oさんは危ないらしい(クビかも)」
という噂が流れており
まあクビではなかったものの
数段飛びでの降格となったようです。
この元役員のOさん
私が入社したその年に
秋田県に視察に来て
いろいろな話をしてくれました。
教育に熱い、
上に行く人の典型だなと尊敬していました。
彼が秋田から本社に帰る日
私は保護者面談中だったため
私のPCに付せんでメッセージを残していきました。
「秋田の事をよろしく頼みます」
その付せんは今でも2007年の手帳に保存されています。
(肝心のその手帳を見つけるのにたぶん一日かかるが)
この会社では
数年前から
webでの全国会議を月に一度開催するようになりました。
全社員参加のダルいやつです。
そこではOさんが司会として
全国をつないでいました。
その会議では
会社の方針
や
売上アップ事例
や
客単価アップ事例
など
営業数値に関することがメインの
クソ会議でした。
夏期講習や冬期講習の時期になると
参加率ワースト3
の教室の発表があったりと
モチベーションの「モ」の字も出ない
無駄な内容です。
せっかく全国を結んで
全教室の責任者がそろっているのだから
例えば
成績アップした事例
なんかを共有すればいいじゃない!
あとは
保護者にこんなことが喜ばれたので
みんなもやってみれば?
などの情報提供。
こんな
「発展するためにはどうするか?」
に時間を使うべきと常々私は思っていました。
間違っても
「数値を達成しない奴は非国民」
という会議であってはならない(んなことしても何も変わらない)。
今でもそう思います。
で
ショックだったのが
肝心のOさんが
数値の事しか言わなくなってしまったことです。
あんなに教育に熱かった人物が
教育の熱を失い
社長の顔色をうかがう数値マニアに
変貌してしまったのです。
そうじゃねーだろって。
数値を上げるには
社員一人一人の心を盛り上げることなんじゃねーのか??
言葉は悪いかもだが
人をその気にさせる
これが上に立つ者の仕事なのではないのか?
そんな風に私は思います。
いつの間にか教育の熱を失い
数値を気にする小さい人間になってしまった。
その結果が
今回の降格人事だったのだと思います。
やはりOさんには現場が合っているのかもしれません。
活き活きとした顔で仕事をしているであろう
Oさんを想像し
今日は筆を置きます。
適材適所。
「人は無能になるところまで昇進する」とはよく言ったものでR。