晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

近所のドラッグストアでムッとした出来事がありましたので書く

 

先日、近所のドラッグストアで買い物した時のことです。

 

 

 

レジでの会計時

私はいつものように

「レジ袋の大を1枚ください」

と店員さん(私と同世代の女性)にお伝えしました。

 

 

ところが店員さんは

「袋をお選びください」と言いました。

 

 

え…

お選びくださいって、「レジ袋の大」って言ったけどな…

すでに選んでいるのにこれ以上何を言えばいいのか…

 

と迷うこと、この間なんと5秒!

 

かなりの間が空きました。

 

私が「大」なんですけど…というのも無視して

店員さんが「袋を選んでください」

と追い打ちをかけてきます。

 

困り果てた私は肩を落とし

偶然、下の方を見るとレジ台に袋が提げられているのが見えました。

↓イメージ図

 

※↑「この辺」の赤囲い部分に、各大きさの袋が吊り下げられていた

 

 

 

そこで私はようやく、事の次第を把握しました。

要は袋の取り出しのセルフ化ですね。

結構常連なのに知らんかった…。

 

 

この一連の間は10秒ほどと、

客をパニックに陥らせるには十分長い時間である反面、

 

物事を思考するのには不十分な秒数であったため

一応、「ここからレジ袋を引きちぎってそちらにお渡しすればいいですか?」

と店員さんに確認しました。

 

すると店員さんがこちらを一瞥だにせず

(めんどそうに)小さい声で「はい」

と、こう来ました。

 

もしも私がベジータなら即ビッグバンアタック案件です。

幸い私にはビッグバンアタックを繰り出す技量はなく

事なきを得ました(?)。

 

 

 

とまあ、よくあるムカついた話でありました。

 

 

 

ここから私は少し考えました。

この記事、

もう少々お付き合いください(え?やだ? やだって言われるとこっちがやだ)。

 

 

 

 

ここから導き出される教訓は

 

知識がないことを悪とする風潮にドロップキック

 

ということです。

 

 

要は

 

今回の件で見れば私は

レジ袋の取り出しセルフ化されたことを知りませんでした。

 

しかし店員さん(40歳台女性)は

そのことを知らない私を敵視、もしくは無視しようとしました。

 

これは

レジ袋セルフシステムに変わったことを知らん奴はダメな奴だ

という意識が彼女の中に存在しているということができると思います。

 

正直、

序盤で5秒のもの沈黙がレジ会計時にあれば

普通の感覚だと「あ、こいつはレジ袋セルフシステムを知らないんだな」

と認識し

「知らないやつには(めんどいけれども)教えてやろう」

という行動に出ることになるのではないでしょうか?ふつうは。

 

 

でもこの女性店員さんはそれを怠りました。

…怠ったのか、もともと客に「ビッグバンアタック打ちたい衝動に駆らせるプロ」なのかは分かりませんが

とにかくこの女性は「知識のないものには知識を入れてやろう。」という感覚がないのです。

本当にナチュラルにないのです。

 

 

実は

こういった職場は思いのほか多いものです。

 

さすがに、ガンガンの新卒新入社員が入ってきたら

会社はその人たちに知識を入れる作業に終始しますが

ある程度月数が経つと、ちょっと物事を知らないと(知らないのが当たり前であるにも関わらず)そんなことも分からないのかという立ち位置を保ちます。

 

これは知識のないものにとっては非常に不愉快なものです。

 

ただ単に「いま、現時点で知らないだけ」であり

「これから説明を受けさえすればたちまち相手と対等の位置に立てる」

という状況であるにも関わらず、

しかもその知識のなさが本人に起因するものでも全くないのにも関わらず

あたかも「知識がないこと=悪」という雰囲気を作り上げる。

 

世の職場のほとんどはこういった状況なのではないでしょうか?

 

 

 

私は塾の教室長時代

生徒はもちろんのこと、学生のアルバイト講師に対しても

知らんことは今知ればいい

というスタンスと保ち続けました。

そんなスタンスでいる社員は

前の会社ではおそらく私唯一人だったでしょう。

 

…実は例外が一つあり、

「一般常識」に関しては"知らんことを悪"とまでは言いませんが

私と同じ一般常識を身に着けた人とだけ働く・学ぶ

ということをしていました。

 

一般常識については「今、知った」だけでは実践できないことが多く

 

※例えば「生徒にはいかなるときでも指一本触れてはいけない。体罰などもってのほかだ(犯罪だし)」

と伝えたとしても、相手が「子供なんてちょっとくらい殴った方が物覚えいいんだよ」という感覚を持っていれば、芯から「生徒に物理的に触れてはいけない、という感覚」をつかむことはできないでしょう。

 

説明から理解に多大な時間と労力を要するからです(雇う側の)。

 

 

それはさておき

 

 

職場でよく聞く

「そんなことも分からないのか?!考えれば分かることだろう!」

という上司のお小言。

 

果たして本当に考えれば分かることなのでしょうか??

 

 

"考える"には”材料”が必要です。

そうです。材料とは「知識」のことです。

 

例えば

飲食店のキッチンにて。

 

人の後ろを通過するときには必ず

「後ろとおりまーす」

って言え、と教育されると思います。

 

でも、なぜわざわざ何でもないように見える時まで

メンドイ声掛けをして通過せにゃならんのか?

 

これには

 

「調理や洗浄したものを背後にある台の上に、

結構な勢い(作業の流れで)で置くことが多いため」

 

という事実を知る必要があります。

 

 

キッチンにいる人が勤務中、急に後ろを振り向く回数が多いことを

知った人ならば、

「人の後ろを通過するときの声かけ」

がいかに重要かが身に染みて分かることでしょう。

 

 

上司が「そんなことも分からないのか?」という前に

その上司から「キッチンの仕事というのは急に後ろを振り返る仕事でもある」

という説明があったのかどうか?

なかったのなら、その上司の無能さは計り知れません。

 

いやー、前の会社はそんな奴が結構いたな…。

全員ビッグバンアタック→ファイナルフラッシュだな。

 

 

 

…長くなりましたが

知らんことは今覚えりゃいいじゃん

 

というお話でした。

 

 

最後に一つ、知識を。

 

今回、私がレジの下方にあるレジ袋に気づかなかったのには理由があり、

それは私が男性であることに起因します。

 

「周辺視野の広さ」には性別差があります。

 

カンタンに言えば、

・近くのものを見つけるのが早い→女性

・近くのものを見つけることができない→男性

ということになります。

 

逆に、遠くにあるものを見る力というのは男性の方に分があります。

だから、一般的に車の運転は男性の方が得意です。

 

 

だから、

今回の女性店員さんからすれば

「普通の周辺視野があれば、レジ袋が吊り下げられていることに気づかないやつはいないだろう」

という思い込みがあったのではないかと思います。

 

ですが、残念ながら男性は近くにあるものに目を移すのが得意ではありません。

これは確実に性差です。

女性と男性を比べて筋力量がどうか、という問題と同じなのです。

 

 

※冷蔵庫にあるバターを夫がいくら探しても見つからないところに後ろから妻がやってきてあっという間に(夫から見たら)死角から探し取り出す事例を皆さんは目の当たりにしたことがありますか?確実に妻からは「こんなのも見つけられないの?」という言葉が飛んできますが、皆さんはもはやこれが性差であることにお気づきですね!

 

こういった性差を語ることもなぜか「タブー」とされる風潮がありますが

円滑な日常生活を送る上でも大切なことと思います。

個人差はもちろんのこと、性差(とりわけその能力差)についても注意を払って生活していきましょう。

 

 

本日はこの辺で!

また次回お会いしましょう!