少し前まで、私の来ている服たちは5年~10年選手たちばかりだった。
中には20年選手もいる。服の購入はまさに数年に一度程度。
私は物持ちがいい方だ。
服は一度買ったら長い間着倒す。年齢とともに服の柄とかが似合わなくなってくるのでは?という疑問も付きまとうように思われようが、ご心配なく。もともと攻めた服は買わない。20年前も、もうちょいで43歳になるおっさんも、無難に着られる服ばかりだ。流行など全く考慮に入れない。20年間、変わり映えのないコーディネートで私服生活を乗り切っている。
しかし、
ここ1、2年は新たな服の購入が頻発している。
なぜか?それは衣類を安価に購入する方法を発見したからだ。その方法って?
そう。
古着屋で服を買うのだ。古着屋とは、前の持ち主が着倒した衣類を貧乏人どもが仕方なしに手に入れる場所だと私は思っていた。
しかし最近の古着屋は違う。正確にはリサイクルショップの古着コーナー。ここに並ぶ服で「いかにもヨレヨレ」なものは、ほぼほぼ存在しない。
はっきり言って、私の所持しているいわば化石のような衣類よりも状態が良く、かつファッション性のよい、新しい服たちばかりが鎮座している。
私が多用する古着屋は「セカンドストリート」と「ブックオフ」だ。
※ブックオフの中の「BOOKOFF SUPER BAZAAR」という業態で古着を扱う。
各店舗、もちろんメインの商品はレディースなのだが、いやいやなかなかメンズ商品も充実している。この値段でこんないい材質とデザインの服やズボン(今スボンって言わないの?)を手に入れられるの???
信じられない。時代は私を置いてきぼりにしている。時代よそんなに生き急がないでくれたまえ。
ここ1,2年でゲットした戦利品は
・黄土色のスラックス 500円(すべてはここから始まった)
・半袖ボタンダウンシャツ 800円(すげーいい色合い)
・長袖ボタンダウンシャツ 800円(多分新品だったら、千の位で四捨五入したら1万円になるやつ)
・黒のズボン 700円(だからズボンって言わないで)
などなど。
一着一本1,000円せずに、流行に遅れない(私の所持している服のラインナップに比して)、そして良好な保管状態の衣類にありつくことができる。これは私にとって衝撃的な出来事だった。
調子に乗って薄めのアウター(ジップパーカーや厚手のトレーナなど)にも手を出した。一番高いものでも1,100円だった(ネットで調査した新品価格6,000円!)。
余は満足じゃ。
と思ったが、何かが足りない。
そうだ!
これから秋田は冬を迎える。秋田県秋田市は日本有数の強風地帯のため、冬の寒さは表示される気温の3倍となる(これを『秋田市3倍段』という。ウソぴょん。)。
真冬で切る家着、すなわちフリースがねえ!!正確に言えば足りねえ!!
古着屋に絶対にあるはずだ。各店舗を探して2着を獲得した。価格は550円と770円。当然どちらもユニクロのやつだ。ユニクロのヤツの方がいい。
ちなみにユニクロのフリースはユニクロ店頭で現在、1,980円→2,980円へと値上がりしている。これはしょうがないことだ。2,980円でも安いというのに550円とかで手に入れられるんだぜ俺は!!
今の時期なら半袖Tシャツが220円で投げ売りされている店舗もあり、非常に理解に苦しむところであるし、ここぞとばかりに買い倒したりする。
新品で服を買うよりも下手すりゃ10分の1の価格で購入できる。古着屋とはいいところだな。
まあ私のように服にこだわりを持たない者にとっては天国ともいえる場所。それが古着屋(リサイクルショップの古着コーナー)なのだ。
古着なんて…ダメ…
という人もいる。古着でもいいや、という人もいる。これは価値観なのでどちらの主張にも正誤はない。
何に投資するのかは各個人が判断することであり、周囲がとやかく言うことではない。
ない。ないが、皆にモノ!!古着屋に行くのだ!!日本国民はまず、古着屋(リサイクルショップの…のやつ)をめぐるのだ!
で、目当てのものがなければグローバルワークなりなんなりに行くがよい!
古着で済んで浮いた金を自分に投資するのだ!浪費しちゃダメ!!投資!
と古着屋愛を叫ぶ回となってしまった。
それでよい。
気づいたら古着屋で気に入って買う服、7割がた『ユニクロ』って書いてあるのに気づいた42歳の夜、もうちょいで43です。
皆さんもぜひ、古着屋見てみてください。
お気に入りの一着を安く手に入れられるかもしれませんよ??
私は今シーズンは暖かく乗り切れそうなので次の購入は夏前くらいかなー