家を新築し、早4年。
おおむね満足でしたが、いくばくかの不満はありました。
今回は家を建てる時に
「ああしておけばよかったなー」をまとめました。
参考にご覧ください。
目次
■コンセントの数
住宅新築に際して様々なサイトを覗いてみると、コンセントの数に言及していることが多いです。
私も家を新築するにあたり、この知識をもとに多めにコンセントの配置を考えていました。
しかし、いざコンセントの数を増やそうとすると、住宅販売会社のスタッフさん(工務部)から
「そんなにコンセントいらないっすよ」
と押し切られ、結局想定の半分程度の数のコンセント数で結局は家が完成しました。
住み始めて感じたのは、やはりコンセントの数が足りない!でした。
いわんこっちゃない。
スタッフさんの圧力に屈せず、押し通せばよかった…。
なぜそんなにもコンセントの数を増やさせたくなかったのだろうか?
私は事後にそのことを推測してみました(時すでにお寿司ですが…)。
おそらくは「コンセントの数を増やす」という行為が割に合わないからではないかと考えます。
コンセント、一般的な二個口コンセントを一つ増やすのに当時、2,000円かかりました。
住宅自体が1千万2千万の価格に対し、仮に百個追加しようともその費用は二十万円程度です。
しかし、コンセントを実際に設置する側、いわゆる下請け業者の人にとっては全くうまみのない商品なのではないでしょうか?
コンセント用の穴をあける大工さんか、はたまた実際にコンセントを取り付ける電装屋さんなのか、もしくは壁紙にわざわざコンセント用の切り抜きを用意しなければならない内装屋さんか、
いずれか、もしくは複数(全部?)の業者さんがメンドクサがる。
それがコンセントの増設なのではないか?
下請け業者の人々とはうまくやっていかなければならない。
そういった住宅販売会社のスタッフの思惑が、私の「コンセントの数を増設したい」という希望を封殺したのではないか?
今ではそう考えています。
もしもこれから新築を考えている場合は、遠慮せずにガンガンにコンセントの数を増やした方がよいと思います。
結局使わなかったな…。となっても全くかまいません。
過剰なくらいコンセントを家中にちりばめた方がよいでしょう。
例えば、テレビ回り。
現在我が家にはテレビの後ろに6個のコンセントがありますが、足りません。
・テレビ
・録画用ハードディスク
・DVDプレーヤー
・Firestick
この4つは必須です。しかし
・ミニファミコン
・プレステ2
と新たに三つの機器を満足につけることができなくなっています。
さらに、
ここから臨時で暖房器具を可動させたい、となればさらにコンセントは必要です。
たった一個、コンセントが足りないとかなり不便になります。
それに対しコンセントは二個口で2,000円の設置費用。
絶対にコンセントの数では妥協しない。
これが私の住宅新築の際の教訓となりました。
■玄関の土間の広さ
玄関の土間(コンクリート部。靴などを脱ぐ場所)は広ければ広い方がいいです。
我が家の玄関土間の広さは、据え付けの下駄箱を合わせても畳一畳ほど。
圧倒的に足りていません。
我が家は4人家族なので、家族の靴が少なくとも常に8個は玄関に並ぶこととなります。
さらに、つっかけや冬の時期の(雪寄せ用)長靴、休みの時用のスニーカーなど想定したよりも多くの靴が玄関に散らばります。
そんな時、土間が狭いと大変です。
また、
ちょっとしたときに、例えば子供の自転車を臨時で家の中に入れよう、
と思ったら畳半畳程度の土間スペースではどうにもなりません。
できることなら、3人家族以上だったら(3人家族以上になる可能性があるならば)玄関の土間は畳2畳分以上は用意することをおススメします。
このあたり、住宅会社の方では一切提案してきませんでした。
住んでみて初めて分かることでした。
要注意です。
■据え付け設備の検討
具体的には
・テレビを壁掛けにする
・壁に据え付け・折りたたみできる机
です。
テレビを壁掛けにしたり、壁に机を設置したりなどは素人にはできません。
要求しておけばよかったと思います。
■玄関前にコート掛け
特に冬の時期、雪国ではコートなどのアウターが、降ってくる雪にまみれます。
その雪まみれのアウターを家の中に持ち込むと家の中がびしょぬれになります。
だから、外から帰ったらアウターは玄関に設置する物干し的なコート掛けに掛ける。
これを実践した方がよいです。
玄関前にコートをかけることのできるスペースと設備。
これを据え付けにできればかなり便利になります。
■まとめ
今回紹介した、いわゆるイレギュラーな要望に対し、住宅会社の多くはあまり対応していません。
設計から間取りその他を一から決めているにもかかわらず、細かい要望のヒアリングや、実際に聞き入れるということを積極的にはやりたがりません。
ここは押さえておきたいポイントです。
私が施工をお願いした住宅販売会社は、価格明瞭な商品設計で、商品の値段が商品名になっているほどです。
もちろん、その基本価格から、建坪やオプションの付加により上がったりします。
しかし、
間取りや部屋数の変更には柔軟に対応しても、
「家をより便利にしようというアイディア」
に対しては非常に消極的な印象を私は持ちました。
もしかすると、そういうことをやりたいのであれば他の業者へ、
言い換えるならば「もっと価格のはる商品」の購入を検討しなければならないのかもしれません。
だから、
もしもこれからメーカーとの商談を進めるという場合は、
初っ端(多くはモデルハウス等の見学時)に
「収納とかコンセントの数とかテレビ壁掛けとかかなりこだわりたいんですけど規定料金内でそういったことできますか?」
などと確認することが大切かと思います。
そこで嫌な顔をする会社とは取引しない。
そういった割り切りが必要になってきます。
(営業マンは快諾しても、商談が進むにつれ技術スタッフがのちに難色を示すパターンが多いようですが押し通しましょう)
家を建てる前には必ず徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のことを読むのをおススメします。
建てる前にこの本に出会っておけばなーと後悔しきりなほど有益情報で満載です。
満足する家を建てられるのは3軒目からだ、などと半ば冗談で言われますが本当にその通りだと思います。
しかしこの記事と上記ご紹介の本を読めば、かなり満足な家に近づくと思います。
これから家を建てる皆さんが100%満足できますように。
お読みいただきありがとうございました。