晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

会社員生活を快適にする考え方

仕事上の悩みで「成果をなかなか上げられない」は非常に多いことと思う。

 

大教室を束ねる塾の教室長として(自分も含め)様々な人材を見てきて一つ思うのは、
勤続5年以上経過しているにも関わらず、仕事で一定の成果を上げられていない人は、今後も花開くことはない、ということだ。

 

のっけから夢も希望もない話になってしまうが、これは真実だ。


もちろん、例外もある。どんなことにも最大3%は誤差が生じる。だから、うだつの上がらないリーマンが100人いたら、そのうちの3人は遅咲きで成果を上げ続ける人財に変化する可能性はある。


しかし、奇跡的な確率にすがるよりも、自分は特別ではないと認識し、その上で、いかに会社員生活を快適に過ごすかに腐心したほうが建設的だ。


一般的に、成果を上げられない人財には一つの特徴がある。
それは、20代の頃の勉強と行動が不足している。一言で言えば努力不足だ。20代の頃に、遊びや飲み会、恋愛に傾いた人々は総じて30代以降に仕事で成果を残すことができない。


しかし、その逆はあまり語られることはない。つまり、20代の頃に死ぬほど努力してきた人々は、30代で飛躍的な成長を遂げる傾向にある。中には20代からそのまま成果を上げ続ける人もいる。

 

そして、これが一番残酷な真実なのだが、
20代での努力の差は、なぜか一生埋まることはない
のだ。

 

考えてみれば当然。20代ですでに努力にシフトできる人は、その後の人生も努力を継続することができるからだ。
40代になって「勉強やーめよ」とはならない。だから両者の差は縮まらない。


私たちが近年目にしたドラマチックな遅咲きは漫才師「錦鯉」のお二人だろう。
50代と40代中盤のコンビ。特に私たち中年以上の男性はみな、このお二人の人生逆転劇に心を打たれた。
しかしこれも例外中の例外に過ぎない。このお二人のような逆転を再現することは不可能に近い。


とすれば、現在うだつの上がらないサラリーマンはどうすればいいのか?
あなたが20代であればすぐさま努力を重ねるべきだ。それだけでいい。
しかし、30代以上の方々にとっては努力は当たり前の事であり、しかももはやそれだけでは報われないという認識が必要だ。

 

だから、私は30代以上の方々に提唱したい。

努力にプラスして、

会社で過ごしやすいように環境を整えること

だ。

 

具体的には
・余計な仕事を押し付けられるの防止
・数値未達成でも叱責されない

の二つだ。この二つが実現すればあなたの会社員生活は快適なものとなるだろう。

ではどうするか?

 

上司から余計な仕事を押し付けられたら

4日後でいいですか?

を貫くことだ。
ポイントは、本気で貫くことだ。そこにしかポイントはない。
だから、そのポイントさえ押さえておけば、4日後であろうが10日後であろうが一向にかまわない。
納期を尋常ではない遅さに設定すればOKだ。

 

が、そうすると上司からは「今日中にやれ」と返してくるだろう。
それでも!「自分の抱えている仕事量からすると4日後が限度ですね…」と連発しよう。
愚直に前に出て接近戦を挑む幕の内一歩のように!


そして、しつこく上司が叱責してきたら、「では、私の抱えている仕事をどう処理すればよいか、具体的方法を伝授いただけないでしょうか?」
と言ってみよう。

大体がここまでくれば「4日後でいいよ…」もしくは「他のヤツに頼むからもういい」となる。

要するに、「あ、こいつは最低限のこと以外、言ったことをやらないヤツなんだな」と上司に思わせるのだ。

なんなら、ちょっと「ヤバい奴」の雰囲気を漂わせた方がいい。あなたに面倒ごとを押し付けてくる奴をほぼ粉砕できる。


そして、面倒ごとを押し付けることのできない人間には、数値目標(という名のノルマ)の押し付けもライトになる。
アイツには無理強いしても見込み無いだろ…。という認識だ。だからしつこくノルマ達成を迫られることも少なくなる。

これで快適だ。


だが、こういったツッコミもあるだろう。

 

会社のお荷物になり、クビになるのでは?

 

心配ご無用。世の会社は、貴方が管理職でない限りは「仕事ができない」という理由ではクビにはできない。
法律は労働者の保護をしっかりしているのだ!
ただ、仕事を拒否する(仕事などやりたくありませんなど)姿勢は法律に抵触する危険があるのでおススメ出来ないが…。

 

「4日後でいいですか」を連発すれば、おそらく、職場では浮いた存在になるだろう。しかし!面倒ごとを押し付けられず、ノルマ達成の叱責を受けなくなったあなたの業績は確実に上向く
だって、仕事量が今までの数分の一に減少し、本業に集中することができるからだ!

 

仕事できない奴あるあるだが、「ノルマすら達成できないなら、他の部分で会社に貢献しろ。雑用とか。」という認識を上司をはじめ周囲から持たれる。
すると本業に割く時間を取れない→仕事で成果を出せない、の負のループとなる。

負のループを断ち切ることが最も重要だ。

 

はっきり言って、勤続5年以上経過してなお、一定の成果を上げれらない人は、今後も同じ状態が続く、社内での立ち位置も低いままだろう。
そう。どっちにしろ社内評価はサイアクなのだ。
だとしたら!せめて社内での過ごし方は快適にしようではないか!

今回言いたかったのはこれである。


ぜひ参考になさっていただきたい。

会社員生活をしっかり攻略し、快適な人生を歩んでいこう。

 

 

 

 

 

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