先日、友人Mから下記のLINEが届いた。
(同級生5人のグループLINE)
駅前辺りで
鍋が美味しい居酒屋どこかある?
会社の飲みに使いたい。
高くなくていいので
チェーン店以外でそこそこの所で
どうやら会社の懇親会で利用する飲食店をご所望の様子だ。
私は返答に窮した。
今回はこのLINEをこき下ろそうと思ふ。
目次
1.「高い」とは何円からのことを指すのか??
まずはこれ。
価格を「高い・安い」という概念のみで表記するこの神経が計り知れない。
価格の高低は人により異なる。
社会的な立場・家庭内の状況・会社の懇親会に対する価値観などなど
いくらだったら高いのか?への感じ方は文字通り千差万別。
係長よりは専務の方が可処分所得は多いだろうし、
配偶者からの締め付けが強い人は小遣いが少ないだろうし、
そもそも会社の飲みなんかクソくらえだと思っている人にとってはたとひ100円であろうとも高く感じることだろう。
価格を具体的数値で記載することは社会人としての基本である。
このMという男(をのこ)は小売店の店舗マネージャーだ。
小売店は日々、その日その日の売上ノルマを本部より求められる。
ノルマを1円でも下回ったら不達成。そういったシビアな世界だ。
にもかかわらず価格帯を概念のみで表現するこの男。
日々のノルマ達成についてもアバウトにしか思考できていないことが分かってしまう。
私がこの男の上司ならば正直、こういったLineを送られると
仕事の能力への疑惑の目を向けざるを得ない。
2.鍋が売りの店の選択肢の幅!
鍋が美味しい居酒屋に皆さんは行ったことがあるだろうか?
あるとしたら、それは
今まで行った全居酒屋件数のうち、何件に相当するだろうか?
思うに、かなりその率は少ないのではないだろうか?
ちゃんこ鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶ、もつ鍋…
鍋と言ってもいろいろある。
そのなかで鍋料理を売りにして、かつ業態が居酒屋である店舗の数は
この秋田市の駅前に何店あるのやら!!
もしかすると一店舗もないのではないか?
それくらい鍋料理が売り、という条件はシビアだ。
非常に紹介しにくい。
3.チェーン店以外でそこそこのところで??
チェーン店を軽く見る人もいることだろうが、
それでもチェーン店はすごい。何もかもがすごい。
全てが完全にシステム化されており、Fラン大生のようなオツムにハンデを抱えている者がバイトしていても回るように、運営方法は練りに練られている。
食材の調達方法も、大規模組織の強みを生かし安価でまかなえる。
結果、商品価格に反映されている。
一定の質を担保しながら低価格で商品提供できる。
これが全国チェーン店の強みだ。
一方、それ以外の小規模店舗にはそもそも原材料を安く調達できるルートがない。
従って、商品価格に転嫁せざるを得ない。
要するに、全国チェーン店は競合相手にはならない。
価格以外の部分で顧客を獲得する。
小規模店舗の商品は安くできないのだ。
チェーン店以外のところでチェーン店並みに安い店は
怖すぎて逆に行けない。
4.会社の飲みで鍋??
鍋という料理は面倒なもので、
火が通ったら自分で器によそおわなければならない。
会社の飲みとなれば、必ずや配膳係の押し付け合いとなる。
私はこの配膳係になるのがことのほか苦痛だ。
自分のペースで、自分の分だけ取っていけばいい。
自分の動きが遅いために鍋の中身が全て無くなってしまっても問題ない。
他でカバーする。
だから、全員に一律に「誰か一人が」配膳するシステムには殺意すら覚える。
大抵、配膳は女性社員や男性若手社員が担当することになる。
完全なる男女・年齢差別である。
同じ費用を支払っているにも関わらずそこに「配膳」という「労働」が追加される。
私なら発狂するだろう。
なぜ会社の飲みでわざわざ「鍋料理」を選択するのか?
神経がしれない。
5.まとめ
以上の事を考慮し、「私ならこうする」をご紹介したい。
↓
10日後の会社飲み会店舗を探している。
秋田駅からとほ10分圏内で
4000円~5000円の価格帯で二時間飲み放題付き、
鍋料理が売り、もしくはメニューにある居酒屋はあるか?
なければジャンル問わず同じ価格帯でのおススメ居酒屋を教えてくれ!
これでどうだろう。
だいぶ答えやすくなったのではないだろうか?
ものを尋ねる場合は
相手が一発でスッパリ答えられる質問の仕方をする。
社会人として最低限のマナーではないだろうか?
相手は「思考し、返答する」という労力を費やしてくれるのだから。
最後にMに対する私の返答を記載し、終わる。
赤からでオケ!!!!!!