友人(同級生・42歳男)から会社の愚痴を聞いた。
同じ部署にいる30代女性が、モンスター社員なのだという。
傍若無人なその態度は、上司(友人)を上司とも思わぬほど。
傾向として、彼女と同じ「女性」に対するあたりが特にひどいらしい。
だもんだから、友人は勤務シフトを組む際、30代女性モンスター社員(以下女モン社員)と他の女性従業員を二人きりにさせないように気をつけねばならないのだという。
…無駄じゃね??
その労力、無駄じゃね??
なんでその女モン社員のために、無条件で「一手」多くせばならぬのか??
理解に苦しむ。
モンスターへの対抗策など一つしかない。
モンスターとは分かり合うことなどできない。
そう。
一緒に働かないことを選択するのみだ。
なぜそれをやらない?
なぜそれをやれない?
私は友人に強くそう問うた。
しかし友人は「いやぁ」「でも」を繰り返すばかり。バカもん!
聞けば聞くほど謎が満ちてくるのだが、
どうやらその女モン社員は方々から流れ着き、
とうとう友人の部署にたどり着いたらしい。
要は過去も現在も問題を起こしまくりなわけだ。
そんな中、友人に白羽の矢が立った。
友人は我慢強い。歯医者にもここ20年ほど行っていない(虫歯はガンガンにあるらしいが…)。
こんな女モン社員でも、こいつなら我慢してくれるだろうという会社側からの押し付けに友人は甘んじているのだ。
その場では私もこれ以上深くは突っ込まなかったが、
友人はこの「我慢」を美徳としている節があるように思った。
しかし、断言する。
残念ながら、我慢に対する評価は企業ではなされない。
せっかく我慢していても、自部署の売上が悪ければ意味がない。
我慢しているのだから多少の粗相は大目に見よう、とは絶対にならない。
何なら、我慢の結果業績が下向く可能性の方が高いわけで、結局は会社からの評価は駄々下がりになる可能性の方が大きい。
我慢したという事実だけでは評価されないことに早く気づくべきだ。
私は今度友人と会ったらこれを伝えたいと思う。
イヤ、やめよ。
どっちにしろ俺のアドバイスなど聞くはずないしな…。もったいない。
そう。
私はあの変なおばさんに出会ってから悟りを得たのだ。
この時得た悟りは、今も変わらず普遍の真理であると自負している。
変なおばはんとは物理的に距離を取る他はない。
職場で物理的距離を取るとはこれすなわち、転勤か退職を意味する。
モンスターはいつまでたってもモンスターなのだ。
早く人間になりたい、とは毛頭思わないものなのだ。だからモンスターなのだ!!
モンスターを更生させることができないで何が上司か!
というお叱りの声もあるだろう。
しかし
モンスターの更生は人材育成ではなく、もはや医療行為に等しい。
私たちは医師免許をもっているのだろうか?
医師免許持たざる者は医療行為に従事することはできない。
そう。
私たちちんぱん、一般人にはモンスターを変えることはできないのだ!
大勢の聴衆の前で必ず大爆笑をかっさらうスピーチをすることは困難であると認識できても、
認知バイアス異常者の更生は可能だと論ずるものが多すぎる。
モンスター社員は認知バイアスのゆがみが顕著な者の事だ。
認知バイアスの歪みの矯正はたとえ医師であっても困難だ。
社会に貢献することが社会人としての使命である。
会社の業績を上げる=自社製品購入者が増える=助かる人が増える。
これの繰り返しが社会貢献だ。
勤務シフト組みやらなんやらに無駄な手数をかけることが社会貢献につながるものなのか?
友人にはぜひそこいらあたりを考えてもらいたいと思う。
最後に。
そのモンスター女性社員のためにも、
一緒に働かないという選択は大切なことと強く思う。
たとえその女性社員が退職に追い込まれようとも、一時的な金銭的損失は被ることにはなるが
長い人生スパンで考えれば
自らの傍若無人さにより周囲の誰かから強く恨まれ、結果命の危険にさらされる可能性も大いに考えられる。
道義的に誤った振る舞いが通用している今の友人の職場は明らかに正しくない。
本人のためにも、その態度ではこの職場にはいられない、ということを体験させてあげるべきだ。
何より、「え?あんな人を雇っているお店なの?」と客に気づかれたらおしまいである。
自分の会社での使命は何なのか?
よくよく考えて行動してほしいと思いました。
結構いいこと言ってるな俺。って思いました。
おしまい。