三菱UFJ銀行の貸金庫の中身を行員がガメたというニュースが流れた。
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X(旧ツイッター)では一部騒然となっており、
銀行の貸金庫制度を根底から覆すものとの意見も飛び交っている。
どうやら、かなりのヤバさらしい。
というわけで何となくこの事件について調べてみた。
まず、銀行の貸金庫ってなに?から。
例えば
深さ9cm、幅28cm、奥行50cmの、いわば引き出しスペースを貸しているようだ。
年間三万円程度。
引き出しサイズはいろいろあるらしい。
この貸金庫の用途は何かというと、一言でいうと多彩。
通帳や有価証券などの紙媒体の財産を入れる人や、
思い出の品を入れる人、
宝石類など金銀財宝を入れる人、
様々なようだ。
現金を入れる例は少ないようだ。
今回Xで問題視されているのが
どうやって犯行に及んだ?
の点だ。
元銀行員の感覚ではとてもじゃないが単独犯はありえない
という見方だった。
役席(管理職のこと)でも単独で貸金庫をあけることなどできない。
セキュリティーは激しく厳しいはずだ。
今回の犯人は貸金庫の責任者だったらしいのだが四年にわたり、
被害額10数億円に達するまでなぜ判明しなかったのか?
この謎に迫るヒントがあるポストにあった。
そのポストによると
彼氏が銀行員で、他人の口座の中身と最近の振込先を教えてくれたと暴露していた女性がおり、その件で銀行にクレームを入れたところ
「(客の口座を行員が盗み見するなど)ありえない」
の一点張りだったとのことだ。
要するに、訴えを真に受けずそのことに関する調査を行わなかったというのだ。
もしも世の銀行の体質がそういったものであるならば、貸金庫荒らし(?)も可能になるのではないか?
さらに
貸金庫の中身は上述の通り、現金ではなく「物」であることがほとんどで、
被害額の判定が非常に困難だというのだ。
中には加齢により「貸金庫を借りている」ことすら忘却している人や、そこまでいかずとも「何を入れたか」があいまいな事例も多いらしい。
銀行の体質と利用者の記憶。
この二点が相まって今回のような犯罪が発生し継続してしまったのか?
あるポストでは
10年刑務所にいれば何億円もの金を手にすることができるってことか?
みたいな内容があった。
補足だが窃盗罪は最大で10年の懲役が科せられる(さすが法学部出身)。
10年我慢し金銭的な不安を消去する
こういった考え方もあるのか。私はなぜか妙に納得感を抱いた。
グラウンド整備用の車を勝手に運転し死亡事故を起こしたのを学校の全責任とするのはあまりに理不尽だと感じるが
この貸金庫荒らしはあまりに銀行に過失ありすぎでは?
震災後の津波で壊滅レベルにまで陥らなければ貸金庫を開けることなどできない。
そういった認識を私は持っていたのだがどうやら違うらしい。
日本の地上でもっとも安全なはずだった銀行の貸金庫。
一つの銀行で起こった盗難事件だが国内すべての金融機関の貸金庫に対する信頼が一発で揺らいだ。
この責任たるや尋常なる大きさではないだろう。
被害額の判定も上述の通り困難を極める。
そもそも、貸金庫に何を入れたのかを証明する手段がないらしい。
貸金庫とはそういうものだ。誤解を恐れずに言えば、誰にも知られずに安全に保管したいものがあるから貸金庫を利用するのだ。
貸金庫にマスターキーが存在する?????
この衝撃の事実(かどうかは事件の全容解明を待つ必要があるが…)
に対し驚きの声が上がっている。
金融機関に詳しい人ほど衝撃を感じているようだ。
どうなることやら。
あまりニュースなどで報道されていないようだが
この銀行が大口のスポンサーだからなのだろう。
早速「報道機関に中立性なし」をじかに感じ取ることができた。
皆さんもぜひ、この事件に興味を持って追いかけてみてはいかがだろうか?
という話題提供でした。
今日は以上です。