夏場の底辺職の汗臭さをどうにかしろくせーんだよ
という旨の投稿をSNS上でおこなったフリーアナウンサーが、所属事務所から契約解除された件。
底辺肉体労働職に就く私からすれば「まあ多くの人が心の内ではそう思うよね」と冷静な視点だ。
が、今の時代、本名を明かして職業・性別差別と捉えられる発言をするのは悪手以外のなにものでもない。
御存知の通りの炎上っぷりだが、炎上させているはおそらく底辺職に就く者ではないのではないか?
理由は「底辺職に就くチリたちにSNSを駆使して炎上させる知恵などない」からだ。
底辺職に従事する私だからこそ言えるスルドすぎる考察であろう?
それはさておき
この炎上アナは(アナウンサーとしての活動はほぼ無かったらしいが…)、騒動の後にネット番組だかなんだかに出演し、自身の発言を謝罪した。
この謝罪文句がまた輪をかけて面白い。
「今回、汗の匂いということについて発信させていただいたんですが、現場労働の仕事の方だったり、例えば具体的に言うと建設業の方々を傷つけてしまった」
とのことだがガス関係の従事者は入っていないのだろうかプンプン!
で、ここからが香ばしく
「どちらかと言うと、汗をかく仕事の方と言うより、普通に働いていて汗のケアを全くしていないという方々に対するエチケットとして頑張りましょうねという話だったので、そこはきちんと自分の言葉で謝りたい」
と面白さ満点のお言葉を述べられた。
ヘイポーの謝罪文を思い浮かべたのは国内で私だけだったであろうか?そうではないだろう?
この炎上アナの基本認識は
・肉体労働者(ガス関係を除く)=特殊
・ホワイトカラーのみ=普通
とナチュラルに固定化されているのがこの発言から見て取れる。
ってか火に油を注いでどうする…。ガス関係は空気?窒素?
しかも謝罪にもかかわらず「頑張りましょうね」などという上から見下ろす表現を使ってしまっている。
そう。この人はもともとこういう人なのだ。
おそらく、炎上の真の理由も分かっていないのだろう。
と、いうことは、芯では「なぜ自分が責められなければならぬのか?」と強く感じているに違いない。本気で何が悪いのかが分かっていないのだろう。
こういったひとだからこそ、普段の立ち居振る舞いに上から目線気質が染み付いていたのだろう。
むしろ、この言葉のチョイスから感じるにパワハラ体質も秘めているのではないかと邪推する。
今回の発言はせいぜいイエローカードで済む問題だと私は思う。
しかし、この炎上アナは所属事務所から契約解除(クビ)された。
これは一発レッドなどではなく、累積イエローによる退場なのだ。
日々のイエロー(パワハラとか不適切言動など)がすでに積み重なっていたのだ。
私の推測に過ぎないがおそらく、事務所側はどこかで「チャンスあらばこの炎上アナをクビにしたい」と常々思っていたことと察する。
私の塾時代、何人かの従業員をクビにした(正確に言えば自主的な退職を促した)。
主なクビ理由としては
・セクハラ気質
と
・不適切言動
だ。
セクハラ気質は分かりやすい。
日々女子生徒に不自然に接近しようとするからだ。
このブログでも言及したことがあるが、一人の社会人講師をクビにしたが
直接の原因は保護者から「お宅の男性講師は高校生の女子生徒(娘)に『かわいいね』と授業中に言うように指導しているのか?」と指摘を受けたことだが
その男性講師(ハゲ)は常日頃から「補習」と称し無人の空き教室で女子生徒を呼び出していた。
注意しても治らなかった。
一応、その空き教室には窓がついており中が見られるようにはなっていたが常時監視しているわけではないので何かが起きないという保証もない。
男子生徒には「補習」を行わないのであからさまではあったが、一部生徒からは「熱心な先生」と認識されていたため、それだけでクビにはできなかった。
ちなみに逮捕される教員や講師は結構「熱心」である確率が高いんだぜ。
それが塾の受付に乗り込んできた保護者の一言(受付と各教室は天井付近が吹き抜けのため音が筒抜けのためそのクレームは全教室に聞こえた)が引き金となり退場(クビ)となったのだ。
そう。私はハゲをスキあらばクビにしたいとおぼろげながら思っていたのだ!!
もう一つ。これまたこのブログで書いたことがある変なおばはん。
男子大学生講師をたぶらかし(たぶらかされんなよ…)、あからさまなイチャイチャぶりを見せつけていたおばはんに「せめて塾内でイチャつくのはやめてください」と言うと「不謹慎な!そもそも交際すらしていない!」とフンガーするのだった。フンガーしないでうるさいから…。
そう言われると確たる証拠もない(二人でホテルに入る写真を押さえる労力などない)ので有耶無耶にせざるを得ないが生徒からの苦情やタレコミ(『塾の帰り駅で手を繋いでましたよ』など目撃者多数。駅直結の塾帰りに駅で手をつなぐなよカス)などが多く、なんとか男子大学生ともどもクビにしたかったところに
ある日のおばはんが勤務時間途中の「(突然不機嫌な)今日は帰らせていただきます」からの数日無断欠勤が発生した。
この千載一遇のチャンスを逃すまいと攻勢をかけやっと退職してもらった。
こんなふうに、クビにした奴らを振り返ると「イエロー累積」しかいなかったことが改めて分かった。
ハゲの保護者乗り込み事件も、ハゲが善良なやつであれば「当方で事実の有無を確認させていただく」とかばうこともできただろう。なにかの拍子であったかもしれない。
しかし日頃の行いを見れば、仮に何かの拍子であったとしてもそんなことは些末なことで、職場を崩壊させる予備軍である限り何としても会社側はクビに持っていくことを身をもって学んだ。
裏を返せば、現在職場などで幅を利かせている輩は、なにか落ち度があれば今までのイエロー累積により、その落ち度がレッドではなくとも排除される可能性が高いということだ。
日頃の行いを改め、累積されたイエローを消して行く行動を心がけたいものだ。
色々勉強になった炎上騒動でした。
以上です。