塾時代、講師に美人女子大生がいた。顔はいいがしかし性格はよくなかった。
別に人の悪口を言ったりとかは無かったが、とにかく自分に得になるように得になるようにと発言内容に偏りが見られた。
普段は私の担当教室(大教室)で勤務していたのだがある時から別の教室(小教室)でのヘルプが多くなり、最終的に担当教室がその別の教室に変わった。
彼女としてはその方がいいらしく居心地もよいらしかった。
ある日、塾のテスト運営で全教室のスタッフが集まっていた時に誰かが
「大教室のやつらはこれだからなー」と冗談で突っ込んだのだが
私の付近にいた彼女は即座に「私は違いますからね!!(大教室所属などではないのよ!)」と大きめの声で否定した。空気が淀んだ。
成人して国立大学の学生である彼女はしかし、周囲の空気を読む力に乏しかった。一事が万事、その行動には幼稚さが垣間見えた。
あるときなど彼女が「私のサークルの発表会のチケットを買ってください」と私に依頼してきた。私は「仕事なので行けないのでまた今度(ってか聞かなくても土曜日は塾営業日だってわかってるだろうに…)」
と返したらなんと
「チケットが売れないと私が困るんですよ!!」
…一切創作していないし誇張もしていない。何なら字面なので少し穏やかな表現になっているくらいだ。
そういった自己中心的な、幼児性の残る美人女子大生なのであった。
私はすこぶる彼女のことがキライだった。仕事上は感情を排除していたがね!
別の男子大学生講師も幼児性の残る発言をかました。
「明日、休ませてください!」私はダメと断ると「テスト勉強して頑張って単位取りますから!」
あのー、貴方の単位取得が私になんの関係性が…???
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なんだかふと上記二例と、さらに数学ヤクザこと荻野 暢也先生の言葉も思い出してしまった。
「お前のためじゃない!周りの人間のために5分早く来るんだ!
君らは今、どこに行っても金を払ってるんだよ。だから、我儘が通るんだ。でも、お前が社会に出て、金をもらう立場になった瞬間!誰もお前のことなど相手にしなくなるぞ。」
「だからそうならないために、金を払っているうちに、まともな大人になるんだよ」
「いいか、自分の事より隣に座っている人間の事を考えるんだ」
こういったことを教えてくれる人間がいなかったのか、それとも教えたとて伝わらずだったのか。
なんにせよ今、彼らはまともな大人になっているのだろうか?
特に女性は若さという武器がなくなったらとたんに周囲の接し方が変わるので人生イージーからスーパーハードに変貌してしまう。
萩野先生の名言、というか話し方のクセなど誰もが好むであろうあの授業、もう一度Youtubeかなんかで見直そう。
今日は以上です(なにが?)