晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

ノドは消耗品という考え

歌が上手い私だ(しつこいな)。

 

 

シロウトレベルでは全国に出ても恥ずかしくない位置に存在していることだろう。

 

そんな私でもこの人には確実に勝てないだろうな…
と思ってしまった人が一人いる。

 

この動画の人だ。

 

シロウトかつ酒が入った歌の上手いヤツあるあるだが、

力の限りその持てるノドの強さを最大限に発揮し圧倒的な声量を放ち周囲を唖然とさせる。

 

まさにそんな感じの状態に上記動画はなってしまっている。

 

 

本意気で歌を炸裂させる彼女にかなう歌手はプロでもそんなにいないのではないか?

私はマジでそう思っている。

 

 

私は歌の上手さは「声量」ありきだと思っている。

 

よく混同されがちなのは音量との違いだ。

 

野球の投球に例えると、

音量が単なる球速表示の数値が大きい

のに対し

声量は球速+回転数(バックスピン回転数)

のようなものだと私は考えている。

 

球速がただ単に速いということは終速が遅いということになる。

球速に回転数がつくことにより終速も初速に近づくことにつながる。要はノびる球になるわけだ。

 

もっと身近に考えると、音量はホースから流れ出る水で、声量はホースの先を押さえて噴き出す水だ。突き抜ける方はどちらだ?もちろん、ホースの先を押さえた水だ。

 

 

【注意!!】

※ここから私の独断と偏見に満ちた考えがてんこ盛りになるため人によってはかなりムカつく内容となると思う。

歌手の実名を挙げて歌の上手い上手くないを述べるためムカつく予感のする人はこの先の文章を読まないことをおススメする。

かなり正直に書いているのでくれぐれもご注意くだされ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音量が大きい歌手として代表的なのはジュディマリの    YUKIだ。

150㎞の球を投げられるが残念ながら棒玉だ。しかもノーコン。

 

歌が上手いかうまくないかと問われると、

プロとしては上手くないと答えざるを得ない。

(好き嫌いの話ではない。私はジュディマリ好きだよ)

 

ただ、歌は上手いヘタだけで聞くものではない側面もある。

 

私だってときメモ声優さんが歌う歌を信者のように聞きまくり感動していた。

 

 

ここで述べるのはあくまで生まれ持った強いノドでもって圧倒的歌唱力を保持しているかどうかの話だ。

山本昌星野伸之のように球速がなくとも立派に活躍できる投手もいる。

 

歌手だってそうだ。全員が全員圧倒的歌唱力を持っているわけではない。

 

プロの歌手の資質は歌うまだけではないことは言うまでもない。ってか歌うま以外の部分の方が重要まである。

 

 

 

最近でいえばYOASOBIの人は球速も回転数もない。皆無だ。歌の上手いヘタでいえば残念ながら下手寄りに属する(プロレベルで言えば)。

 

Official髭男dismも、球速回転数ともに少ない。
彼はキーが高いだけである。一般の人が歌いやすいキーは逆に苦手なのだ。小野正利と同じ。

同様にMrs. GREEN APPLEもヒゲダンほどではないにしろキーが高いこと(だけ)が売りの歌手だ。球速(音量)はそこそこだが回転数が少ない。

 

優里は球速・回転数はそこそこ。プロとしてはこのぐらいの力が欲しいものだ。オッサンのためいまだにドライフラワーしか知らんのは勉強不足!

 

最近知った緑黄色社会は非常に惜しかった!歌うまっぽく見せかけた非歌うまだった。
でもサマータイムシンデレラは何度も聞いて泣いているよ!

 

八代亜紀はポリープ手術前の歌うまっぷりはすごかった。

石川さゆりは非歌うまだ(俺、暗殺されねーかな…)。

 

五木ひろし、森進一、細川たかしは私が逆立ちしたってなにしたって勝てない圧倒的歌ウマたちだ。さすが若くして、しかも長く売れる歌手は違う。

 

 

一方、70年代のフォークシンガーに歌うまは私の知る限り存在しない。みんなうたうまくねー。

しかしフォークソングはそのメッセージ性に価値があるのだと私は解釈しているので問題なし。

 

 

デーモン閣下は歌うまだ。かなりうまい。

 

 

謎なのは玉置浩二だ。この人は歌うまなのだろうか…??

一般的には文句なしの歌うま認識なのだろうが、

なんというか、確かに上手いように聞こえるのだがなんだろう、この素直に「うたうめー」って言えない違和感は…??

多分、自分の得意な音域でパフォーマンスを発揮する歌手なのだろう。

メッシみたいな??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭のYouTube動画、確かにこの女性の歌唱力は圧倒的だ。

しかし、もしもこの人がツアーを組み毎日全国を回り歌う立場に立ったとき。

 

このパフォーマンスを維持できるだろうか?

 

答えはノーだ。

 

 

同じ歌うまだから分かるのだが、このレベルの圧倒的声量を駆使してしまうとかなり喉を消耗する。

 

具体的には低い音や抑えた声量を出しにくくなってくる。

 

大リーグにおける投手の肩に対する認識と同じく、ノドは消耗品なのだと私は考えている。

 

 

プロの、いわゆる非歌うま歌手でも、後先考えず酒飲んで全力で本意気で歌えばそこそこ圧倒的に近いパワーを発揮することはできる。

ましてやMISIAが本気出したら私やこの女性など消し飛んでしまうほどの歌唱を披露してくれることだろう。

 

しかしそんなことはしない。プロ歌手は自らのノドを消耗品だと考えているからこそ、なるべく全力を出さないようにしているのだ!と勝手に私は予想している。

 

一時だけプロ歌手を超えるほどの圧倒的歌唱力を披露する。
その場限りの歌うまを実現させることはそんなに難しいことではない。

 

野球に置き換えて考えてみると(しつこ)、
奇跡の1球で150㎞投げられたところで、いざ試合のその場で打者と対峙した時に一発でその球を投げられないと意味ないのだ。

 

 

歌も同じで、その日に、おぜん立てされた場所にいきその場所で、そのタイミングで、一発で、
観客をそのノド一本で魅了しなければならない。

 

単にカラオケでたまたま圧倒的歌唱力を披露することができた
ぐらいの力では無理なのだ。

 

 

 

というわけで、風邪が長引いて歌が長らく歌えずチャゲアスの歌を黙って聴いている近ごろの私でした。

 

早く本意気で歌いてー。

 

 

 

今日は以上です。