晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

長時間サービス残業で得ることのできた たった一つの事(失ったものは数知れず)

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長時間サービス残業

 

皆さんも一度は経験がおありかと思います。

 

人の命をも蝕むこのクソ制度を

 

日本の企業は一刻も早く

絶滅させるべきです。

 

 

世の上司は言うと思います。

「人より多く仕事を頑張った分、報われるのだ(残業しない奴はダメ)」

と。

 

いやいやなんでやねん

命を失うだけだっつーの

 

 

 

私の結論から申しますと

 

 

長時間サービス残業から得られることは一つしかありません。

 

その一つとは…

 

 

 

 

 

長時間サービス残業を是とする上司(企業)は

 

頭が昭和時代

 

 

 

という事実です。

 

 

このことが分かれば御の字かと思います。

 

時代が二つ前の人に

現代の論理をぶつけても通じません。

 

 

これを念頭に置かないと

長時間サービス残業から逃れることはできにくいです。

 

 

長時間サービス残業でお悩みの皆さん。

 

 

このブログが皆さんのヒントとなることを願い

執筆させていただきます。

 

よろしければご覧ください。

 

 

目次

 

 

長時間サービス残業の事例

パンフレット封入

私の退職の直接原因となった思い出深い(=むかつく)話ですが、

その日だけ、しかも深夜二時までというソフトなサビ残のため、

残業度合いは低いです。

念のため申しておきますと、「サビ残」なんで残業代は一銭も出ません。

 

これはどんなサビ残かというと

 

職場が塾だったので、通う生徒の家庭に送る書類。

次年度の契約継続申込書などを封入するのですが、

 

私の支店は生徒数の非常に多いところで

人数、そして学年ごとのパンフ種類(冊数多いしチラシも数種類入れねばならぬ)、

そしてそして

一人別の授業内容提案書というウンチ書類作成も必要で

(これが一番時間かかる)、

よく深夜二時に終わったなっていうくらい

これまでの勤務経験をフルに活かした(力の抜きどころを押さえた)

仕事ぶりを発揮しました。

 

 

逆を言えば、

この10年以上にわたる経験から身に着けたノウハウがなければ

体に異状をきたしてもおかしくはないということです。

 

上司は私に仕事を押し付けるときにこう言いました。

 

「お前がなぜこのパンフレット封入を前もってコツコツやっていないのかが疑問だった。今日中に終わらせろよ!」

 

この時点で私の右フック(サウスポースタイルからの右フックですが私のサンデーパンチです。ちなみに最初にボデー、次にテンプルとダブルです。)

を炸裂させなかったこと。

心より自分で自分をほめてあげたいと思います。

 

なぜ殴りたくなったか?は以下の2点です。

 

・パンフ封入を事前に命じられていなかった(ウソのようなホントの話です)

・私単独でやらなければならない方向に持っていくこと(学生バイトに残ってもらうこともできたのに…)

 

命じなくとも察しろということなのでしょうか。

来世、そういった能力が私に備わっていたら考えなくもないです!

 

で、察しなかったお前は未熟者なので、罰として一人でやれ

 

ということなのでしょうか。

 

小学校のときに

忘れ物一個につき居残りで原稿用紙に漢字をかかせられまくる

という罰を受けたことを思い出しました(今やると体罰になるの?)。

 

 

こうやって思い出して書いていても

結構な上司の異常さがにじみ出るどころか

湧き出ていますね!

 

 

スポーツチャンバラ

いきなりなんやねん

って

思いましたでしょうか?

 

そうなんです。

私は数年前、

塾の社員でありながら

スポーツチャンバラ

という競技のインストラクターをやらされることとなったのです。

 

ちなみに私はスポーツチャンバラ初段です。

スポチャン協会のHPには私の名前がいまだちゃんと載っています!)

 

修行のかいあって取れました。

 

でも

得たのはそれくらいでした…。

 

1年という短い年月でしたが、

かなりの時間外労働(もちサビ残)となりました。

 

まずはスポチャンの練習。

 

一から技術を身につけなければなりません。

 

私の本業は塾の社員です。

本業をやりながら、

本業の時間を減らさずにスポチャンのインストラクターとしての

活動もしなければなりません。

 

ちなみに当然ですが、

手当や残業代などは一銭も出ていません。

 

 

余談ですが

同級生(A〇Cマートの店長)は当時、

私からこの話を聞いて

「ありえねー」

だそうで。

 

過去いろいろ問題のあった企業の末端社員から

こんな感想を漏らされるほど

ひどい勤務状態でした。

 

まあ時間に換算すれば

毎週土曜日に15時間労働という

そんなに大したことない感じですが、

 

その前段階の準備

・集客と広報

・問合せ対応

・契約窓口機能

・使用会場の手配

・費用の収納業務

・業績報告(これが一番うんち)

などと合わせると相当な手間と責任を背負う羽目となりました。

 

また、

本業がこれまた過酷で

 

何が過酷って

勤務時間中ずーっと生徒・保護者・電話

の対応をし続けながら自分の仕事をこなす必要があります。

職場にいるだけで精神が摩耗します。

 

こもる時間がないので、

本気で集中して仕事をしたいのなら、

早出するか残業するかの二択しかありません。

 

私は

「できないものは仕方ない」のであきらめるという

奇跡の三択目を多用していました。

 

そんな私に成長してほしくて、

上司は私にスポチャン教室をやらせたそうです。

本業のためになると信じて。

 

やる気ねーんだからそもそも成長なんかするわけねーだろっての。

 

 

 

イベント運営

 一番ヘビーなサビ残です。

会社辞める直前1年間はイベント、具体的には

塾主催の模試運営

の責任者をさせられました。

 

塾生はもちろん、塾生以外の子どもも受けます。

 

小1~中3対象で

年に6回ある試験。

一回で軽く数百人を動かします。

 

 

日々の残業が増えることは当然、

前々日からのほぼ徹夜状態、

そして当日は完徹で朝7時~21時まで試験、そして採点に関わる作業

と地獄です。

 

これが年に6回あり、

私が経験した業務の中でナンバーワンためにならなかったサビ残です。

 

他の社員にも休日出勤・時間外労働を強制するため、

恨まれ役も買ってでるところも辛いですね!

 

一番苦労したのが

試験の教室ごとの座席表。

 

これは試験申込制度の都合上、

試験前夜にしか作成できません。

 

このシステムでは

一人の人間が

座席表ミスをゼロにすることは不可能です。

申込み締め切りを完全前倒しするか

座席表なしの制度にするしかないと感じています。

 

しかし上司は私がミスをしたら言います。

「ミスするのは必死にやっていないからだ」

と。

 

いやだからちがうんだっつーの。

脳科学の見地で行くと

人間の脳にはキャパがあり、

それを超える作業は必ずミスるの!

前日に数百人分のしかも多数の教室の座席表を1から作成するのは

人間の仕事ではないんれす!!

 

 

残念ながら、

上司がその試験運営を担当していた時も

いくつもミスがありながら、

はっきり言って座席表のミスなんか

みんなどうでもいいから言ってないだけで…

って分かっているのかな…?

 

 

分かってて言っているのであれば

私の殺意を増幅させているだけと気づかないかな…。

 

 

 

長時間サービス残業は百害あって一利しかない

上司の論理は昭和時代のまま

前述のサビ残具体例に共通する私の上司の姿勢は

「精神論支持」

という点です。

 

・上司の考えを察しなければならない

・一生懸命に長時間働けばたぶん成長する

・必死にやればミスは出ない

 

という昭和(しかも初~中期)の迷信ばかりです。

 

こういった考えの人に例えばさっきの

脳科学の観点からの「ミスが出る原因と対策」

を主張しても全く聞き入れられません。

たぶん、単なる言い訳だろ

ぐらいにしか捉えられないと思います。

 

しかし実際はそうではありません。

 

例えばこの

ミス

というものが起こる原因は解明されているようです。

一つには先ほども言いましたが

「脳のキャパ以上の業務が降りかかると脳はフリーズする」

これは脳科学者がすでに明言しています。

 

また、その対策の一つとして

「脳の状態を絶好調にさせる」

ということが挙げられています。

 

・睡眠不足にしない(熟睡できる準備をし、環境を作る)

うつ病一歩手前の状態を打破する(この状態を人は『病気ではない=大丈夫』と判断してしまいがちで、結果手遅れとなる。時すでにお寿司というやつです。なので一定期間の休暇を取る)

 

など。

 

これと真逆の考え方をしている昭和時代の人

これはキツイー。

 

これからの時代の働き方

数か月前までの会社員生活を振り返ってみると、

基本的に会社は「何でもできる人」

を量産したいと企んでいます。

 

しかし、

それは並大抵のことではできません。

 

そして

努力に努力を重ね、

何でもできる人になったとて

 

その能力はその会社限定のものが大多数となります。

 

例えば座席表作成。

これは生徒からの申込み処理→座席表(エクセルとかで作ったヤツ)に自動反映

みたいなシステムを作ったら(業者に頼んだら1日2日でできるんじゃないか?)

それで完了。

座席表作成ノウハウなど必要なくなります。

 

言い換えれば

現代において

試験の座席表作成能力は

必要ない

ということなのです。

 

 

また、

世の企業人で集客に頭を悩まされている方も多いかと思います。

 

企業で広報戦略を担当している方、

せっかく身に着けたその力、

転職してもその力は通用しますか?

 

広報戦略と言えども

・ある程度名の知れた企業からの発信

・未知の企業からの発信

ではまったく消費者へのアプローチが異なります。

 

また、

真に広報戦略に長けているのであれば

自ら独立して広報を商売として生業にした方が

確実に経済的に豊かになります。

 

それができない程度の力なので、

一企業の広報課止まり、

と考えることもできます。

 

ちょっと論調がきつくなりましたが、

 

言いたいのは

 

会社で身につく力のほとんどが

その会社でしか役に立たないものである

 

ということに

思い当たってほしいということです。

 

 

だから

これからの時代は

 

・成長産業で働く

 

という方向性が超大切だと思います。

 

 

もうすでに衰退し始めていますが

私が大学生の頃に就職活動をしていて超人気だった

銀行

はもうだめでしょう。

ここで身に着けた

・ハンコを美しく押す能力

・札束を滑らかに繰りながら数える能力

・銀行しかもうからない銘柄しか顧客にすすめない能力

は笑うしかないほど役に立ちません。

 

※私の両親ともに銀行員だったため、銀行員の大変さは分かっているつもりですが今の時代、オワコンというだけで銀行に恨みはありませんので!!

 

 

テレビ局ももうダメだと思います。

これから伸びることは考えられません。

 

今の若い人は驚くほどテレビを見ません。

そりゃyoutubeやティックトックの情報量に比べれば

テレビの情報量など無いに等しい。

 

※ただ、アナウンサーや編集担当者など、個別のスキルについては

活かせる場所があると思います。

 

 

あと、しつこいですが最後に

新聞社

これはすでに死んでますね…。

 

昔は新聞社に入社した

となれば一生安泰だーって大騒ぎでしたね…。

 

 

これからの成長産業は何か?

 

私は

メンズ美容が来るのではないかと考えています!!

 

これからの世の中、オンラインでの接触が増えるでしょう。

そうなると相手の第一印象は

映像から

となります。

 

ここで自分の映りが悪ければ

そこで試合終了。

 

一発目の第一印象をよくするための

メンズ美容。

 

これは来ると予想しています。

 

あとは

ベタですが

IT関連。

 

とにかくオワコン業界では働かない。

 

こういった方向に舵を切りましょう。

 

長時間サービス残業から脱する方法(簡単な方法はないです)

令和時代の論理の上司を見つける

運ゲーですのでなかなか難しいかと思います。

 

長時間サービス残業を拒否る

これができたら苦労しねーよって

思うかもしれませんが、

死の予感を感じたら拒否してもいいんだよと

予備知識持っといてください。

 

上司に大声でキレる

私も何度か主張していますが、

意外と上司に大声で怒鳴ってもお咎めありません。

単に出世できなくなるだけです。

一番おススメです。

 

退職し、転職もしくはフリーランスとなる

二番目におススメです。

せどりをやったら余裕で

その辺のうだつの上がらない会社員程度の年収は賄えます。

 

まとめ

 以上、いろいろ書きましたが、

一言でまとめますと

 

長時間残業を是としている上司や会社は

昭和時代のような精神論支持者なので

令和時代の最新理論をコチラが展開しても

聞く耳持たず(というより理解不能となる)。

 

です。

 

だから

ここから逃れるためには

自分が変わるか(つっても上司に『残業しねーよ!』って怒鳴るだけですけど)

環境を変えるか(辞めるか独立するか)

が必要ということです。

 

 

間違っても

「この不遇の時代をこの会社で耐えて乗り越えればいいことが待っている」

などと妄信(猛進?)しないことです。

 

皆さんの人生が幸せなものになることしか願っていません。

 

くれぐれもお体ご自愛ください。

 

お読みいただき、ありがとうございました。