数年前まで、私は年に1~2回ペースで風邪をひいていた。
風邪をひくことは過去の私にとってレアな出来事だった。
ところが現在。
なんなら毎月のように風邪をひいている。
発熱で寝込むほどの体調悪化は、数年前まではは年に1回あるかないか程度の頻度だったにも関わらず
今は年に3回は確実に、数日間ずつ寝込むペースとなっている。
なぜか?
体調管理がなっていないからか?はたまた年齢による免疫機能の衰えか?
どちらも違う。
現在と過去の決定的な違い。
それは
家族の中に子供がいるということだ。
特に、ここ2年ほど、つまりは長女が教育機関に継続的に足を踏み入れ始めた(要は幼稚園に通い始めた)時期以降、
風邪をひく頻度が激増している。
分かったことが一つある。
風邪は感染症なのだ。
風邪のウイルスが、物理的に自分の付近に存在しているかいないか。
それが風邪をひくかひかないかを分ける。
むろん、ウイルスが体内に侵入しても、風邪が発症しないケースもあろう。
しかし、子供が幼稚園から頂戴してくる無限量ともいえる風邪ウイルスの前には、自身の体の抵抗力など無意味だ。
必ずやその抵抗力の間隙を縫って侵入し、体内を汚染していく。
そう。
風邪は体調管理がなっていないからかかるのではなく、
風邪のウイルスが自身の体内に侵入しやすい環境にいるからかかるのだ。
小さい子供と物理的に密着して過ごす身としては、この風邪を防ぐ方法は見当たらない。
家でマスクをしっぱなしで子供とのコミュニケーションは完結しっこないからだ。
っていうか家でマスクしません!
かといって、家庭内ソーシャルディスタンスにて行う子育ては、もはや虐待と同義となる。
だから、ウイルスの機嫌のまま、黙って従うのみだ。
一方、感染症と違って、病気は少し趣を異にする。
病気、例えば糖尿病。その原因の一つに食糧の過剰摂取があるが、
これこそは当人の体調管理がなっていないために発病するものだ。
(糖尿病に限らず、発病は本人の責めに帰さないことも多々あるため、あくまで一部の事例とご理解いただきたい)
そして、病気は一度発生してしまうと根治まで長い年月を必要とする。
病気は極限までに治りにくいものだ。
その点、感染症は(体が生きている限り)短期間で回復する。
病気と感染症は似て非なるものであることがお分かりいただけると思う(そもそも似てないんだけどね)。
病気は当人の生活の仕方により、予防できる可能性は多々ある。
少なくとも風邪感染症にかかることよりもよほど予防の余地がある。
くり返すが、風邪は当人の体調管理が悪いからかかるのではなく、
(どんなに努力をして体調を整え続けようとも)風邪ウイルスが体内に侵入してしまうからかかるのだ。
おそらく、いまだに「風邪をひくとはなっとらん!!普段からだらしない証拠だ!」などとほざきやがる老害が相当数存在するのだろう、この日本には。
そういった輩を成敗していきたい。私のささやかな願いだ。
前の会社の上司連中は今も、「風邪は自己管理能力の欠如」とか思ってるんだろうなー。論破し、粉砕したい。
最後に
風邪はウイルスの侵入を阻止しさえすればかかることはないのだから、
職場や学校などではマスク着用やキープディスタンスで予防可能だ。また、不必要に人混みに身をさらさないことも大切だ(人の多い場所へ遊びに行くのをガマンすることも手段の一つ。)。
どうせなら風邪にはかかりたくない。お互いが配慮し合い、風邪感染症への感染を防いでいこう。
この前、発熱中に意を決してショウガコーラ(周富徳直伝)を作成し、摂取したところゲロマズのため二度とやらないと固く決意した私なのでした。
ショウガは中華スープとかに入れるのが一番いいと再確認しました。
今日はこれでおしまい。
皆さんも日々あったかくしてお休みください。