今年の7月下旬~9月中旬あたりまでは歴代最高の暑さだった。
この夏、北東北秋田県は首都圏よりも西日本よりも暑い日に見舞われた。それも結構な日数。
秋田県(とりわけ沿岸の冬期間の氷点下風力)は寒いには同意だが
「秋田は涼しい」は迷信に過ぎない。
秋田の夏は涼しくはないし結構東京より暑い日もある。
冬は寒いし夏は暑いし、秋田県のメリットは何なんだろう?
まあ、だから消滅ランキング一位を確保できているのだが…。
さて、この夏、特に8月、我が家のエアコンはほぼほぼ24時間稼働だった。
そう。まる一ケ月以上エアコンの電源が切れるいとまががなかった。
誰か一人は家にいるし、夜はエアコンなしでは寝つかれない。気合でエアコンなしで寝られる人がいるなら実践して見せてほしい。それで体のパフォーマンスを維持し、普段と同じ生活ができるならだ!
加えて我が家はオール電化である。しぬ。
我が家の築造以来、ガスという可燃危険な概念から解放されると同時に莫大な電気代を支払うことになった。文字通り。
一昨年の冬は月に40,000円もの電気代がかかった。エアコンを暖房として使ったためだ。愚かだった。しかしそれでもオール電化の家庭では金額が少ない方だ。
これではいかん…。
そう思いながらもしかし、この夏はエアコンの電源を切ることができなかったし、切ったら切ったでそれは死を意味すると言っても過言ではないほど体調に影響をきたす暑さだった。
私はドキドキしながらこの9月を迎えた。
そう。8月分の電気料金が判明するからだ。
結果は18,000円だった。
想像の半分以下だった。
なぜだろう?
これにはカラクリがある。
そもそも、電気料金はなぜ高くなるのだろう?
基本料金はプランごとにみな同じだ。どこで電気料金に差が出るのか?
それは「燃料費調整額」だ。
基本料金に、使用した分の電力量分の費用がかかる。
しかし、ここからあまり知られていない費用が最後に加算される。
それが燃料費調整額だ(細かく言えば再エネ賦課金もあるが燃料費調整額に比して微々たるものなので省略)。
この燃料費調整額は、使用した電力量(kWh)に数円(今年の冬あたりは10円を超えていた…死ぬっつーの)をかけた金額が最後に上乗せされるのだ。
この燃料費調整額の「数円(時に10円以上)」は変動制である。厄介な数値だ。
オール電化用の電力プランは一般的に深夜~早朝がべらぼうに安く、日中は法外なほど高い。夜に湯を沸かし、保温タンク(エコキュート)にて保存するためだ。
だからオール電化の家庭は日中、家に誰かがいるライフスタイルには合わない。日中は家の外に出て、夜に戻ってくるスタイルが向いている(電気代安い)。ウチには主婦が一人いるためかなり電気料金がかかる。
しかしこの燃料費調整額は、電気を使用した時間帯関係なく、使用した量全体に一律でかかってくる。ちなみに今年の冬、1月の燃料費調整額は13円41銭。我が家の使用電力量は711kWh(この数値にビビらないで…オール電化では冬期間にしては少ない方だから…)だ。
だから燃料費調整額は711kWh×13円41銭=9534円!!
燃料費調整額という謎のサブキャラに1万円近くも取られていたのだ!なにやこれ!!
さて、
8月使用分の電気料金内での燃料費調整額は-12円。は?マイナス??
んなことあんの??
国からの補助がこういった形で末端の国民の恩恵にあずかっていることになる。
だからだ。24時間稼働のエアコンであっても電気代2万円を下回ったのは!
ウチはオール電化なもので、これにお湯を沸かす(風呂と食器洗い)費用も、すなわちガス代も含まれているのと同義だ。一軒家で4人家族でこれはかなり安い。
この先も国よ!補助してくれ!それが正しい金の使い方だと思う!
物価が上がりかなり厳しいこの頃、せめて固定費だけは増えないで…!
そう願いながら、謎の燃料費調整額推移を見守っていきたいと思う。
ちなみに、24時間稼働のエアコンの平均設定温度は27℃ほど。
かなりの節約になる。
エアコンの機種や大きさ、部屋の形状にもよるのかもだが、家庭内で設定温度24℃以下にする必要はあまりないように感じる。
夏は27℃でオッケイ。
冬はエアコン使わない。暖房器具としての役割は果たさない(温度最強にしても結局床周辺は暖まらない。立った状態で胸らへんから上は灼熱)。
冬は石油ファンヒーター一択。
エアコンは夏より冬の方がエネルギー使う=消費電力多いのでご注意を。
今日は以上です。