晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

ネット型自動車保険はやめよう。警察も味方してくれない

 

先日、妻が運転中、交差点にて側面から赤信号で突っ込んできた車にぶつけられた。

 

こちらが青、相手が赤だったので10:0案件(こっちの過失がゼロ)だ。

 

しかし、

相手のおばはんは「こちらが青だった」と仰天の発言。

もめにもめ、後日、結局相手方の保険会社からは「5:5」との回答。

 

ありえない。ものすごくありえない。

相手のおばはんはのちに証言を覆し、「私の方が黄色だったかもしれない」と言い放った(それでもひどいが…)。

しかし相手の保険会社は「一度した発言は修正不可」という超理論を展開し、頑として5:5を変えなかった。

 

妻は腰のあたりに違和感を訴えており、通院が不可欠な状況だ。

幸い、人身傷害保険の加入していたため、たとえこちらが100パー悪くとも通院治療費は満額出る(3000万円まで)。

 

 

しかしここでまさかの敵が出現する!!

そう。妻が加入している保険会社(アクサダイレク〇)である。

アクサダイレク〇の担当者は

「通院はあと三回までしかできません」

と妻に言い放った。

 

ん?

3000万円まで保障される(通院もたしか180日とかまでOKなような気がするし)。

あと三回しか通院できないってなんで??

 

私は元自動車販売員。

だからこそ分かるのだが、人身傷害保険は

過失割合が低い方に自分が当たる場合(要はもらい事故の場合)、いったんアクサから妻に通院治療費が支払われ、その後アクサは相手方の保険会社にその額を請求する。

しかし

相手方の保険会社は「5:5」と主張している。

そうなるとアクサは相手方の保険会社に人身傷害代を請求できない(アクサの自腹となってしまう)。

 

損害保険会社、いや、生命医療保険など含めあらゆる保険会社の担当者は、

いかに金を出し渋るか

で社内評価が決まる。

 

だからあらゆる手段を講じて保険金の請求を妨害してくる。

例えそれが自分が加入している保険会社であってもだ!!!

そう。相手方の保険会社だけではなく、自分の保険会社も敵になりうるのである。

ここはぜひ覚えておいてほしい。

 

 

と、言うことで満を持して私(妻の代理人)の登場だ。

この時点で解決すべき点は

・5:5の是正

・心置きなく通院治療できるようにすること

の二点だ。

 

まずは相手方の保険会社に電話した。

※もらい事故、つまり10:0で自分が0の場合、自分の保険会社は動けないという決まりがある。

 

すると

「うちとしては5:5で決まり。あとは裁判してくれ。それと、今後はここに電話するな。保険代理店を通せ」

という超理論を放ってきた。

5:5である主張はともかく、代理店を通せ???????????

そんなアホなことはない。

 

車の営業をやっているとこういったことにもすぐに気づけるので

やっててよかったとちょっと思った。

 

「代理店は関係ないんじゃないですか?」

と私もガゼルパンチを炸裂させる。

しかし取り付く島もなく、むしろ5:5譲らないと言っているんだからしょうがないなと電話を切る。

 

次にアクサに電話だ。

私は「妻から『あと三回しか通院できない』と聞いたのですが本当ですか?」

と尋ねるとアクサは「そうだ」と言う。

そこで私の渾身のコークスクリューブローを放り込む。

 

 

それって約款のどこに書いてあります?????

 

 

すると途端に相手はしどろもどろになり返答の要領を全く得なくなった。

「とにかく通院はあと三回ですガチャっ」

と電話は終了した。

 

私は「よし、これで通院は心置きなく何度でも毎日でもいけるぞ」

と確信し、妻にそれを伝えた。

 

アクサの担当者はそれ以降、妻との電話では私の発言を警戒してか、

一方的にまくしたてて電話を切るようになったという。

ボロを出したくないのだろう。すでに出まくっているのだが。

 

 

私の活躍もあり、

その後弁護士に相談(弁護士費用特約には絶対に入っておこう。絶対にだ!入っていない人は今すぐ保険会社に電話して契約内容変更しておくことをおススメする)して法的根拠を備えた。

 

もしも私が当事者だったら絶対に10:0に持ち込む(裁判もする)のだが、

妻はもう疲れたと言い

5:5で、相手のおばはんから残りの5を負担してもらう形で示談した。

(つまりこちらからの出費はゼロ)

 

通院治療費も、あと三回と言わず治るまで通ったしその分の治療費も出た。

 

 

もしも裁判に持ち込むとしたら、

警察に(Nシステムなどを駆使してだと思うが)事故時の信号の色確認などの現場検証を行う必要がある。

ここで大きな問題が発生する。

 

実は警察は、人身事故の案件を抱えることが大嫌いなのだ。

正確には、警察の事故関連担当者の負担が莫大になるらしい。

だから人身事故ではなく物損事故であることを望むのだ。

 

妻は警察からこういわれた。

「当時の各自の信号の色の確認することはできるけど、しない方がいいんじゃないですか?お宅は多分赤でしたよ」

と電話口で軽く。

そんなはずはない。なぜ正式に調査もせずこちらが赤だったと言えるのか?

要はその電話に出た警察官がやりたくないのだ。

メンドイのだ!

 

数か月前、ニュースで青森の警察官の不祥事を取り上げていた。

タクシー運転手が乗客から暴行を受けた事件だ。

駆け付けた女性警察官にそのタクシー運転手が

「被害届を出したい」というにも関わらず

「被害届を出すとかなり面倒なことになるけどいい?」

という脅しをかけなんとしても被害届を出させないようにする言動の一部始終が全国に放送された(ドラレコの車内映像)。

 

そう。

その女性警察官にとって、被害届を出されたらたまったものではないのだ。

非常にメンドイことになるらしい。

だから被害届を出させまいと必死なのだ(その後その女性警察官は懲戒処分を受けた)。

 

こういったことは日常的に全国で発生していると考えられる。

私もまさか自分の身近に警察官から妨害されるとは思わなかった

 

たまたま、妻はもういいということで手打ちとしたが、もしも私のように最後まで戦うのなら先述のとおり弁護士費用特約は必須だ。

そして、何よりも普段から交通ルールの遵守と安全運転を実行し続けることが肝要だっていうか絶対だ。

 

私のように交通事故関連の知識と法的知識(一応法学部出身です)を持ち合わせていないといざ事故になったときに対応できない。

それを補ってくれるのが、保険代理店や、保険会社の担当者だ。

対面販売の保険会社は、事故時に「人」が駆けつけてくれる。

ネット型保険会社は「人」が一切来ない

だから安いのだ。

 

くれぐれも、知識のない方々はネット型保険に加入するのはやめておこう。

知識を持ち、自分で事故処理ができるのであれば問題ない。しかしそういった人は少数派だろう。

おとなしく対面販売の自動車保険に変えよう。

 

 

…しかし、ここまで見事に事故の被害者に対して一切の気遣いを見せない保険会社も珍しいなと感じた。悪名高きアクサなのはともかく、相手方のK栄火災もたいがいだったな…。

あとは普通にドラレコは完備しておくことだ。これで8割は解決する(今回未装備だった…)。

 

今後も安全運転で行きましょう!

以上です。