先日、居酒屋(チェーン店)で飲食した。
友人二人と計三名。オッサン三人組である。
今回の話は
「もっと(単価の)高い店に行けよ」
で済んでしまう話なのだが、それは言いっこなしよでお願い致したく…。
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その日は飲み放題クーポンが使える日。
安さを求めそのチェーン店居酒屋に群がった。
友人たちは「そんなみみっちいこと言わずにもっといい居酒屋にいこうぜ」
というスタンスだったが、私の方針(貧乏性)に歩みよってもらった。
席に着き、ファーストオーダーを店員さんに伝えた。
「この飲み放題クーポン使用で生ビールオナシャス。」
かしこまりましたと下がっていった店員さんはほどなくして私たちの席に戻ってこう言った。
「お連れの方も全員クーポン提示しないとダメとのことです」
ん?
ということは、連れの二人も今からわざわざLINE登録してクーポン探してスマホに表示させねばならぬと??
メンドイ。
友人二人にそんな苦労をかけられまい
そんな思いで私は店員さんにこう伝えた。
「(クーポン下の注意書きに)クーポン提示でグループ全員適用って書いてありますよほら」
店員さんは困った様子で
「そうなんですか…」とのたまった。
その瞬間、私の頭脳(スーパーコンピュータ)ははじき出した。
・この店員さん(若い女性で美人)は新人である
・よって、この店員さんと話していても伝言ゲームになってしまう
・時間浪費を防ぐにはこの方法しかない!!
ということで私はすぐさま
「あのう、その指示(全員提示しないと無効)を出した方を呼んでいただけますか?その方が一発で解決すると思うので」
と若く美人な新人店員さんにご提案差し上げた。
すると
「いま(上司は)忙しいんで…」
と見えない角度から飛んでくるあのドラゴンフィッシュブローを放り込んできたのだ!!
しかし私はそれに屈せず
「客がゴネて『上のやつ呼んで来い』ってうるさいんですよとかなんとか言えば来てくれますよ」
と再度提案。
しかし「えー…」と一向に上司を呼ぼうとしない。
もう一回確認してきます、と引っ込んでいった。
ビール一杯頼むのにどんだけかかってんだよ、というくらいは時間が経過し、そろそろ飲みたいなーと思ったその矢先!!
なんと私たちの席にその新人女性店員さんがビールを持ってきた!!
「生ビールお待たせしました。」
とジョッキを置いて向こうへ行ってしまった。
いや
あの
結局飲み放題OKなのダメなの?????
飲み放題なのか単品なのか、会計時に発覚する新しい形のアトラクションなのか?
真面目に一瞬そう思ったりもした。
その後提供された注文用タブレットに「飲み放題メニュー」が表示されていることを確認し、無事飲み放題になったことを認識。
しかしまた一つ問題が…!!
生ビールが表示されない!!!
そういえば、飲み放題には二種類あり、
・生ビールありバージョン
・なしバージョン
で価格が異なるのだ。
それを思い出した。
ピンポンで店員さんをお呼びし、
「生ビールが表示されないのですが…。先ほどまで口頭で生ビールを注文していたのですが」
と伝えるとオッサン店員(多分店長)は「少々お待ちください」
とバックヤードに引っ込んでいった。
ほどなくして卓上のタブレットが初期表示に戻った。
いや
あの
生ビールは??????
その後、タブレットに生ビールの記載があることが確認できたため、
おそらくはOKになったのだろうと推測(推測させんな)。
どういうアレなんだろう(語彙 )?
不言実行型の新しい接客に触れ、時代の先取り体験に感動すると同時に新しすぎて次からは遠慮するかなと思いながら飲食を続けた(その後は順調だった)。
飲食中に友人が
「別にLINE登録しろってんなら、してもよかったのに」
「その方が(若くきれいな新人女性店員さんと)話す口実ができる」
「あわよくばLINE交換したりして」
…たのもしい友人たちである。
皆さんも、飲食店などでスタッフさんに不手際があった場合は
そのご本人ともめるのではなく、より"付与された権限"の多いスタッフさんとの対話をおススメする。
人間、どうしても実際に対応した相手にどうこうしようとしがちだがそれは時間と労力の無駄遣いだ。お互いの。
ぜひ参考にしていただきたいし、そもそもいい店行こうぜって話で終わるなこれは。
今回はそういった感じでした。