晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

「セブン店内でおにぎり少し食べたら注意された」 全国ナンバーワン教室長である私の意見

 

下記に出てくる55歳の行政書士さんが、やたら香ばしすぎるので今回の題材にしたいと思います。

 

news.yahoo.co.jp

 

まだ読んでいない方は、できれば上記ヤフー記事をお読みいただいたうえで本記事をご覧いただけると面白くなるかと思います。

 

 

 

上記ヤフー記事を要約すると

・55歳男性客が、購入したコンビニおにぎりを店内で食い始めた(コーヒー出来上がるのをマシンの前で待ちながら)

 

・店員から「ここは飲食禁止です」と注意された

 

・そのことに腹を立て、店員を質問攻めにしてなおかつ自分のブログとかにも不満を発信した(店名さらして)

 

ということだ。

おそらく、この55歳男性は「炎上目当て」であえて変な主張を発信したのだと思うが、今回私はまんまとそれにのっかる。

 

この件についての私の意見は、次のひとことに凝縮される。

 

店内がおにぎり(具とか飯粒とかノリの破片とかあと包み紙とか)で汚れたら、どう落とし前付けるのだ??

 

である。

近年、コンビニおにぎりの質は異常なほど高く、特にその海苔はガンガンにパリッパリのままいただける素晴らしい質感となっております。皆さんもぜひどうぞ。ちなみにコンビニおにぎりのごはん部分はなぜか油分をまとっております…。

したがって、ノリの破片を1ナノミクロも床に落下させずにおにぎりを食べきることなど不可能と言える。

 

また、55歳と言えばおじいちゃんだ。おじいちゃんになれば様々な部分の震えが止まらない年頃でもある。手に持ったおむすびがいつコロリンすっとんとんしても全く不思議ではない。ましてやチャーハンおにぎりなどは食すそばから飯粒を散乱させる物理法則が発動するため(?)もはや「コンビニおにぎりを食す=コンビニおにぎりで地面が埋まる」という等式が成り立つほどだ。ほどか?

 

 

以上のことから、店内を掃除する手間(負担)が莫大なほどに増加してしまう。

それが店内でコンビニおにぎりを食す、という行為なのである。

 

私は全国ナンバーワン教室長になったが、教室長になって初めて学んだことをこのニュースを見て、思い出した。

それは

お店は、必ず誰かが掃除している

ということだ。

 

何を言っているんだ?と思われるかもしれないのだが、これに思い当たる人は意外に少ない。例えばショッピングモールのトイレ。トイレは客以外の他の誰かが掃除してくれている。それにより客が利用できるようになっている。

誰が掃除しているのか?そう。掃除の担当者だ。

「掃除担当者は掃除が仕事だから別に問題ないだろう?」という人もいるかもしれない。

しかし、掃除担当者は「皆がきれいにトイレを使った後の掃除をするのが前提」だということはあまり知られていない。だから、通常よりもラフな使い方をしたトイレを掃除するにはとても手がかかるし、心理的、肉体的負担が増す。「いつもより汚い状態を掃除したからボーナスね」などということも当然、ない。

もう一度言う。私たちは、誰かが掃除してくれているから、ショッピングモールのトイレを使うことができるのだ。決して無条件で誰もなんの文句も言わず、手配も何もなくトイレがきれいになるわけではない。

そう。

このことに思い当たれる人間が、本当に本当に少ないのだ。いろいろな人と話すと痛感させられる。

 

ショッピングモールのトイレ掃除は、専用の人員を雇用することが通常なのでまだマシかもしれないが、例えば小規模店舗のトイレ掃除はそこの店長以下スタッフが行う。

店舗スタッフの仕事は「売り上げを上げること」だ。トイレ掃除はマジで脇の仕事に過ぎない。トイレ掃除をしているヒマなんぞあったらもっと売り上げを上げる活動をしたい。客がそのトイレを丁寧に使えば使うほど、トイレ掃除は楽になる。逆もまたしかりだ。トイレを平気で汚す輩もいる。こういった輩は普段、自分で掃除をする機会がない可能性が高い。人の立場に立って物事の思考・判断ができないのだ。

 

私も教室長時代は教室のトイレ掃除・机ふき・掃除機掛け・ゴミ箱のごみ集めを毎日のように行っていた。

大教室ともなると、一人で一日の掃除を行うと軽く2時間はかかる。かなりのムダ時間だ。特にムカついたのはゴミ箱に飲みかけのペットボトル、これはまだマシな方だ。中には飲みかけの液体がたんまり入ったままの紙パックジュースが捨てられていることもあった。これには激怒せざるを得なかった。生徒に対し(誰かは知らんが)殺意に近い感情を持った唯一の瞬間であった。

なぜそういった感情を持ったのか?飲みかけの処理がメンドイから?違う。うちの生徒が「片づける奴のことを想像できていない」ことに腹が立ったのだ。塾の中だけならまだいい。私がメンドイながらも処理すればいいだけの話だ。だがこういったことはほかでも必ずやらかす。ナチュラルに。外部の人に迷惑をかけちゃいかん。

 

だから、うちの生徒にはごみ捨てや施設利用のルールの遵守を徹底させていた。掃除や管理をする人のことを考えてほしいからだ。

生徒たちは私の気持ちを、少なくとも最終的には汲んでくれていたと思う。中学生や高校生たちがだ。

 

しかし、この55歳のおじいちゃんは何なのだろうか!

中学生や高校生以下、イヤ、以下ではなく未満だ。圧倒的未満。

おそらくは、もう55歳という年齢になると「考え方」を変えることは非常に難しいだろう。

言葉を選ばすに言えば、早めに絶えてほしい。そう願わずにはいられない。子供たちのために、一刻も早く絶えるのだ!!頼む!!

 

家でも学校でも店でもそうなのだが、人が集まる場所には必ず、そこを掃除してくれる誰かが存在している。そのことに今一度、思いを巡らせて行動してみないか?

おじいちゃんにはそう伝えたい。彼の心に響かせる自信は極限までない。だから叫ぼう。貴様は2度とコンビニに行くな!と。これなら伝わるだろう。落着、と。

 

 

…炎上商法に見事引っかかったきらいがあるが、まあいい。久々にゴミ箱に中身ほぼ満タン紙パック事件を思い出した。あれは強烈だった。育ちのよい生徒が多い客層だったので衝撃的だった。その後、チクチクとじわじわ攻める掲示物を作成・掲示の上ホームルームでの啓発を続け、生徒のマナーは全体的に向上した。打てば響く相手とコミュニケーションをとるのは楽しい。ってか有意義すぎる。自分の勉強にしかならない。生徒たちよありがとう。今回のことを振り返ることで、また一段と思考が深まった。当時関わってくれた生徒たちに改めてお礼を言いたい。オブリガード。

 

 

 

死んでも床にモノを置かない。 単行本 – 2019/2/20