ユー・ガット・メールをAmazonプライムにてレンタルして視聴した。
407円だった(レンタル後48時間有効)。
DVDをレンタルすれば100円ほどで済むものをわざわざその4倍もの資金を投入し,
しかも初見ではない作品を視聴する。見方によっては愚の骨頂と言われるかもしれない。
しかし、私は407円支払った。
すぐさま見たいと思ったからだ。
しかも返却の手間もない。ディスク破損の恐れもナッシング。
文句なしで407円をお支払いいたします ってなもんだった。
昨夜、漫然とテレビをつけながら録画したバラエティ番組を見ていた。
ふと、「これでいいのだろうか」という不安感のようなものが私の心中に漂った。
得るもののない(情報の受け手である私の姿勢がそうさせている!)コンテンツに時間を浪費させてよいのだろうか?どうせ酒飲んで寝るだけだしそれでいいのか?いや違う。
もっとこう何か、心の動くものに触れたい。感動したい。ときめきたい!そうだ、
ユー・ガット・メールを見よう。人類ならば誰しもその結論に達するであろうことは想像に難くない(難いわ!)。
すでに日本酒(高清水辛口)一合に缶ビール1リットルを摂取した私はユー・ガット・メールを見る前にジョニ赤のハイボールを作成。氷もいいヤツを使用。準備はオッケイだ。
上映時間は約2時間。映画が始まった。
そうそう。これこれこの雰囲気!懐かしー。前に見たのが大学一年の時だから24年ぶりくらいか?
ラストシーンのトムハンクスのモノマネは知る人ぞ知る私のレパートリーの一つでもあった(知ってる奴地球に一人しかいないが…)。
そう。この完全に覚えきっているラストシーンを見るために2時間を過ごすのだ。
24年前と違うのは酒を夜のお供にできることだ。渋いでしょ?24年前の若造ボクよ!
もう一つ昔と違うのは私自身が年齢を重ね、大人の恋愛を経験したことだ。
作中、別れ話のシーンがある。作品の雰囲気上明るく(メグライアンがそうふるまって)別れ話が成立するのだがこのシーンがなんだか切なかった。24年前には感じることのできなかった「交際期間のムダ」に対する罪悪感や、別れ話をするためにわざわざ飲食店に出向いて話をする「別れを切り出す方の心理」などもこの44歳の中年の心にくるものがあった。俺もあったなぁ。そんなこと。
ちなみに私は相手から別れを切り出されたことしかない。 は?泣かないもん!
合鍵返して(いの一番に言われた)私物は全て持ち帰って(下世話な話だが結構な数余っている避妊具はどちらの所有物だろう?と迷ったりもした。結局持ち帰り廃棄。)会社では今まで通り、なれなれしくすんな(私が社内恋愛をおススメしない理由第一位)
はぁ…。
なんかいろいろ思い出しちゃった…。
そんな悲しい心理状態が加速させたのだろうか自作ハイボールの作る頻度が増してくる。はて?半分近く残っていたウイスキー瓶がもう空になっているぞ?こりゃマズいぞ?
そう。
気づいたら翌朝である。しかも二日酔い。
すぐに五苓散を飲み休む。五苓散の効き目は大変よろしい。ちなみにウコンドリンクには二日酔い症状を軽減する効能はないようだ。単なる清涼飲料水。それが世に普及しているウコンドリンクの正体だそうだ。五苓散は薬剤師が多数支持している漢方薬。余計な水分を放出してくれるためむくみの軽減に直結する。しかし今調べて気づいたが近所のドラッグストアよりもAmazonの方が安いじゃねーか!すげーな!
二日酔いの話ではなくユー・ガット・メールの話である。
再生時間を見てみると開始40分ほどで寝てしまっていたらしい。翌朝っていうか今朝、残りの1時間20分ほどを改めて視聴。メールのやり取りだけで恋愛が成立すんのかよとかトムハンクスがメグライアンを騙していた的な部分はどうなっとんねんのようなツッコミはせいぜい高校生ぐらいのお子さんまでで勘弁していただきたい。
ドントクライ ショップガール
である。
洋画は吹き替えと決めているが(演技力の面で)、ユー・ガット・メールだけは字幕だ。ドントクライ ショップガールを聞くためだ。それでよい。
407円出してよかった。最近では一番の買い物だった。大げさではあるがそう思う。
なんだ有料かよ…で思考停止していた自分にドロップキック。
皆さんもよい映画ライフを!ではまた。