成績を上げたくない!
と思っている人は滅多にいないと思います。
子どもも大人も、みんな成績を上げたい!
と思うのが人情ではないでしょうか。
インターネットが発達した昨今、
世の中には「成績を上げる方法」
を検索するとたくさん出てきます。
子どもの勉強の成績もそうですが、社会人の業績も成績に入ります。
特に、営業職の方は、「どうすれば売れるのか?」を知りたくてたまらないのではないでしょうか。
今日はネットで検索してすぐに出てくるような情報は、
少なくとも苦手な人にとっては
無意味
ということと、
あとはおまけで
・英語の成績をアップさせる超具体的な方法
と
・営業成績が悪い人向けの「売れるようになる魔法の言葉」
を少し、ご紹介したいと思います。
では、しばしお付き合いください。
【ネット検索して出てくる方法論は精神論過多】
例えば、「英語 勉強法」「営業マン 売れる方法」でネット検索しますと、
出てくる情報の多くは概念的なことばかりです。
・英語を学ぶ目的を明確にする
だの
・お客様の気持ちを汲み取り、先回りする
だの。
それができれば苦労しないよ!と叫びたくなることばかり書いてあります。
これらは、英語が苦手だったり、営業成績が悪かったりする人が
最初にすべきことではありません。
ファーストステップではなく、セカンドステップ以降に語られるべき話です。
結局、苦手な人を得意にする具体的な方法論がないので、精神論過多になってしまうのです。
ですので、苦手分野克服にのぞむ場合は、具体的な方法論を探すことが大切です。
【世の中の意味なし具体的方法】
でも、
たまに具体的な方法論が出てきたと思えば
・洋画を吹き替えで見る(ネイティブの発音に注意して)
だの
・お客様のことをよく見ること、聞き役に徹すること
だの。
英語が苦手な人がいきなり洋画をみても無駄。ニュースなどの正式な英語と、日常使用の英語では、聞き取りに必要な能力が段違い。
営業成績が悪い人が、お客をよく見て、話をよく聞いても、何になるのでしょうか。
見ても聞いても気づかないから、売れないのです。
【一定水準のレベルに達している人には有意義なことも】
上記
「発音に注意して洋画を見る」 「お客様をよく見る・聞く」
は、一定の実力を持った人にとっては有意義になる場合もあるでしょう。
一定の実力を持っているということは、自分なりの方法論が確立されている、
ということだからです。
【価値ある情報は人に聞く、本から得る】
苦手な人でも実践できる方法、そして確実に成果が出る方法を探す。
非常に難しいことです。
恥ずかしながら、これを探す具体的な方法論は、自分にはありません。
すみません。
ただ、情報に近づくヒントなら言えます。
それは
①知っている人に聞くこと
②本から情報を探す
ということです。
①はそういう人が周囲にいないと難しいかもしれません。特に営業マンにとっては、
他業種の人でない限り、聞きづらいかもしれません。しかし、そこは自分や家族の生活も背負っている身です。ちんけなプライドが邪魔して聞けない、などということのないように、飲みの1回や2回、パーっとおごってその人が何をしているのか、そしてその目的はなんなのか、聞きだしましょう。そしてそれを実践しましょう。
②については、単純にネットよりも、書籍の方が信頼できる情報に当たる可能性が高いです。
ネットの文章は、推敲がなされていないため、誤字脱字はもちろん、一人の目(書いた人)しか通過していません。
その点、書籍は幾人もの人の目を通り、合格したものだけが出版されます。
(中には、しょうもない本もありますが・・・・・)
【最後に、英語と営業成績を上げる具体的方法論を】
では、言います。
英語の成績を上げる具体的な勉強法とは!
「英語の教科書を全ページ暗記する」
です。
(最終的な条件が二つあり、一つは全訳できる状態であること、もう一つはすべてライティングできる状態であること。)
(高校生は、文法の問題集や単語帳の例文も暗記することが必要です。)
これは初心者から上級者まで、やることは変わりありません。
教科書だけでいいの?と思う方もいるかもしれませんが、いいのです。
なぜなら、公立学校の試験問題作成は、教科書範囲から逸脱しないことに神経をとがらせているからです。
私学はその限りではありませんが、大きく逸脱することはありません。
難関私学に合格したい場合は、教科書プラス、過去問の本文もできれば全年度暗記したほうがよいでしょう。
この方法論には一つだけ欠点があります。
それは時間がかかるということです。
なので、だれも提唱しないのではないでしょうか?
高3から大学受験対策で、というには遅すぎます。無理です。
これをビジネスにしようとする場合はなんせ、商売になりませんから。
だから提唱しないのでしょう。
でも、やれば確実に成果は上がります。
そして、営業マンに使ってほしい、魔法の言葉は!
「そうですね」
です!
なんじゃそら!とおもったそこのあなた!
これは本気です。
実は、営業成績の悪い人ほど、子ども時代学校教育に忠実であった傾向が強いそうです。
要は、人との会話でも正解を言いたがるのです。
例えば、お客様との商談中、相手から
「でもお宅の商品は他社に比べて性能が低いからなー」
などと言われたとき、
「いえ、それは違います!」
と言われたら、相手はどう感じるでしょうか?
間違いなく、マイナスな感情を得ると思います。
こんなに明確な否定語ではなくとも、
「性能高いですよ」
などと言っても同じ、相手を否定していることには変わりありません。
この思考習慣を取っ払う必要があります。
そして、相手の思っていることを受け止めるという意味で、まずは
「そうですね」
と答えるのです。
たぶん、相手は驚くか不審に思うかもしれません。
しかしそのあとに、
「でも社長、そう思われがちなんですが、うちの商品は耐久性とランニングコストが低くなる、の2点に工夫がされていまして・・・・」
などと続けばよいと思います。
以上、二つの具体的方法は、私が実践し、実際に成果を上げた方法です。
私は英語が得意だったわけではありません。現役時代のセンターの得点は100点弱でした(半分以下ということです)。大人になった後、指導する立場に立った時、自分でも子どもたちにも実践し、100%成果を上げています。
また、営業成績もダントツで悪かったです。ただ、当時の上司から「そうですね」
を教わり、意味も分からず実践していくうちに、だんだん契約が取れるようになってきました。自分のイメージでは、腕組みしっぱなしだった相手が、だんだんと腕組みをほどいていく感じでした。いかに、普段の自分の言動が、相手に腕組みをさせてしまっていたか、ということに後々気づかされました。
本当に誰にでも成果を上げられる方法論だと思います(先天的なハンデを抱えている場合はまた別の対策が必要かと思いますが、それは抜きで)。
ネット検索で迷宮入りしている方々に、少しでもお役に立てればうれしいです。
苦手の克服こそ、有益な具体的な方法論を実践して、
実現させましょう!