映画「ロッキー」。
言わずと知れた名作です。
誰もが知り、観たことのある映画ですが
意外とその続編が多いことは知られていないか、
知ってはいても、観たことがない、という人は多いのではないでしょうか?
「ロッキー」はその後の
「ロッキー2」
「ロッキー3」
「ロッキー4」
「ロッキー5」
と続きます。
2006年の「ロッキー・ザ・ファイナル」を含むと
6部作、
実に40年の歳月をまたいで続編が作られました。
主人公がプロボクサーという、
選手生命が短いスポーツを題材としている点にも驚きです。
自分の先入観で、
映画で「2」、「3」・・・・・と続く作品は、結局「1」が一番面白く、
「2」「3」以降は観ない方がいいのではないか、と思ってしまっていました。
以前、「ロッキー」を観たときには、すでに「5」まで出ていたのですが、
なにかこう、「1」の続きを観ると「1」の世界観を壊してしまうような、そんな根拠のない心配が先に立っていました。
その結果、ロッキーの続編を観ることから自分を遠ざけていました。
(これは、猿の惑星にも同じことが言えます)
しかし、今日はなぜかふと、本当にふと、思い立って「ロッキー2」を観てしまいました。
ロッキー2を再生すると、前作「ロッキー」の試合、アポロとの激闘の場面から始まります。
私はひそかに
「ん?前作の焼き直しか何かか?」
と物語のしょっぱなから心配になりました。
(ふと、エヴァンゲリオンの最初の劇場版を思い出してしまいました。あれはひどかったですねえ)
しかし、ほどなくその激闘の後、ほんとにその試合のあと、病院に運び込まれる場面へと転換していきました。
あまり話の内容を詳しく書くとあれなんで端折りますが、
その後、ロッキーはボクシングから遠ざかります。
しかし、アポロからの対戦要求があったり、しかし、自分の体の心配があったり・・・・・・
など、はっきり言ってみているこちらのフラストレーションがたまってしまう展開でした。
ただ、そこは映画ロッキー。
2時間を観終わると、爽快感にあふれた気分になりました!
そこで私が感じたのは、
人気映画の続編って、おもしろいんじゃねえか?
ということです。
前作「ロッキー」のヒットから、製作費が7倍に増えたことで、
人(エキストラ)をふんだんに使えるようになったと感じました。
作中でのロッキーのロードワーク時、ついてくる人々の壮大さは、
見ごたえがありました。
興行収入こそ3億円ほど減ってはいるものの、
映画の質が下がっているということは全くありません。
これは3、4、5も見なければ!
※「ロッキー・ザ・ファイナル」は、2006年当時にすでに見てしまいました。
これは続編として、というより、新作として観た、という方が正解かもしれません。
ロッキーの息子と同年代(下手すりゃ同じ年かも)ということもあり、完全に1976年の「ロッキー」とは切り離して観ました。
でも、なんやかんや言って、面白かった!