晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

「東京で雪が降って大変です」とか言いだす奴は滅びること!

北日本を覆った最強寒波。

今のところ大事には至っていないようで、まずひと安心。

 

ところで、雪国に住むことの大変さを、皆さんは知っているでしょうか?

 

雪国に住んでいると、冬の期間はとにかく不便。

例えば、朝起きたら、暖房がついていないと活動ができない(気温が氷点下)ので、

タイマー起動をかけておく。

もしもそれを忘れてしまったら、部屋が暖まるまでストーブの前で待機。

20分は待つこともある。

エアコンは非効率的なので、特に足元は暖まらないのであまり使わない。

(そのくせ電気代は一丁前にかかるし!)

 

出かける際は、交通機関が発達していないため、車。

その車の雪下ろしから始めなければならない。

さらに、家の前の雪寄せ。

雪寄せも、期間を継続してやったことのない人には想像できないと思うが、

地味で時間がかかり、なおかつ体力を消耗する。

普段運動をしている、いないはあまり関係ない。

そして、なんの楽しみもなく、ただただ苦痛。

 

こうして起床から出勤まで、夏期間の3倍以上の時間をかけ、やっと自宅を出発できる。

 

そこからまた難関だ。

 

道が混んでいる。

路面凍結、積雪のために行きかう車の速度が遅い。

制限速度60キロの道路が30キロ以下で流れていることなどざら。

 

こうして、普段20分ほどで到着する勤務先まで、40分以上かけることとなる。

 

起床から出社まで、実に1時間以上の無駄な時間を費やす。

これが、冬期間、12月~3月まで毎日。

しかも、この凶悪な冬という季節は、その地域全員に、平等に、この無駄な時間を浪費させる。

 

そして休日。

やっと休日になったと思っても、外出する際には防寒対策をしっかり施さなければならない。

雪の降らない地域の人には分からないかもしれないが、不要の外出は体調悪化、

下手をすれば死に直結する。

なので外出はしない(冬の、車のガソリンの減り方が尋常ではないくらいに遅い)。

 

また、天候はいつも曇り、というより吹雪。

晴れる日はほとんどない。

関東から引っ越してきた知人談:「雪国は寒いというより、暗い」

 

こうした生活が1年の3分の1、4か月間毎日続く。

もはや気持ちは冬眠。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上のように、雪国とはこんなに大変なんです。

雪の降らない地方とこれほどの差が発生しています。

見えないところで防寒具や除雪道具、車の冬タイヤや、そもそも車を買うときに4WDにしなければならない、などのお金もたんまりかかります。

 

 

確かに、雪国もいいところはたくさんありますが、

雪と寒さを防ぐ労力が無駄なことには変わりありません。

 

ですので、たまにニュースで

「東京に雪がつもりました(5センチ)!大変です!」

というニュースが報じられると、素直に

「滅びてしまえ!」

と思ってしまいます。

(雪が積もっているのに無理やりチェーンなし、冬タイヤへの交換もせずに強引に走って滑りまくって進まない車を見ると、爆笑します)

 

雪の降らない、正確には積もらない地域に住んでいる人たちは、自分たちは幸せなんだ、ということに気づいていただきたい!

冬もいつもどおりに外出できて、車も夏と同じスピードで進める。

雪寄せの時間など取らなくともよい。

これだけで生産性が全く雪国とは違ってきます。

 

ただ、そういう地域で雪が降ったら、「大変です!」などとは騒がないでください。

騒ぐときは余裕があるからでしょう。

そうではなく、素直に「どうすればいいですか?」

と雪国に聞いたらどうでしょう?

 

そうすれば、いろいろなアドバイスができます。

例えば、

・雪が降ったら、特に凍ったら、冬靴を履くこと。ふつうの革靴はカーリングの滑る足の方なみに滑るから。冬靴がなければ外に出るのをやめる。

・冬タイヤもしくはチェーンをしていない車が立ち往生した場合、しょうがないので、雪が解けるまで車を乗り捨てる。無理に動かさないこと(車があらぬ方向に行き、死人が出るため)。

・移動手段がなく、帰れないのであれば、おとなしくその辺の宿に泊まる。

 

挙げればきりがありませんが、結構有益かと思います。

有益というか、そうするしかない、という方が正解ですけど。

 

以上、雪国にいるものの嫉妬でした。