晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

【Fラン大卒業でも】大人になってからでも、センター英語9割取れるようになる!

私はFラン大学を卒業しています。

でもなぜか若いころ、塾で高校英語の授業を担当していました。

大学入試現役の頃は、英語が得意でした。それでもマーク模試で5割がせいぜいです。

5割で得意、といってしまうところがFラン大出身者の特徴なのかもしれません。

 

しかし、ひょんなことから塾で高校英語の授業を担当するようになってからは、

めきめきと力が付き、なんとセンター英語で9割を取れるようになりました!

(『いや、授業やっているんだったら満点取れよ!』という突っ込みは、甘んじて受けません)

 

そんな状態(英語の力がついた後)になってからも、

生徒には、間違っても自分の出身大学を言うことはできませんでした。

言いたくありませんでした。

 

思えば、塾業界で仕事をする前は自分の出身大学についてなど特に考えたことはありませんでした。別に自分の大学を卑下することもなく、周囲の名門大学に嫉妬するようなこともなく、大学生活を謳歌していました(講義はさぼりがちで、なんとか綱渡り状態で単位を取っていましたが・・・・・)。

 

しかし志望校合格を目指す子どもたちと接していると、とても自分の出身大学(正確にはその大学にしか入れないような努力しかしてこなかった自分のふがいなさ)を明らかにすることなどできませんでした。

 

 

さて、どうやって私はセンター9割(200点中180点)を達成したのか?

その方法論を述べたいと思います。

 

【センター9割を取る方法】←大人でも高校生でも有効です!

①使用教材→センター過去問

②勉強方法

→第二問を初めに全年度やり、授業できる状態にする。それからの順番は自由。第六問を集中的に全年度やるなり、第一問から極めるなり、好きものから勉強すること。

③実際に授業をする

 

この3点を実行すれば、センター試験の英語は9割取れるようになります。

(二次・私大試験対策向けとなると、十分ではありませんが・・・・)

 

詳しく説明します。

 

①使用教材はセンター過去問


これは、赤本でも黒本でもなんでも構いません。できるだけ多くの年度が収録されているものを買って用意してください。

(分厚いのが嫌だという人は、自分で本をぶった切って数か年ごとに区切って製本テープなどで小冊子に改造しましょう)

 

②勉強方法

第二問(文法の問題)を最初に収録されている全年度やる。これはものすごく大切です!

 

理由Ⅰ 文法問題には、高度な英文が並ぶため 

文法の問題は、問題の英文一つ一つが短いながらも非常に難易度の高い文章で構成されています。

この文章になれると、長文問題の英文の一文一文など、それほど難しく感じなくなります。

また、正解の選択肢のみをチェックして終わるのではなく、正解ではない選択肢についても、なぜ正解ではないのか?を一つ一つ明らかにしていくことが必須です。

 

理由Ⅱ 頻出単語を効率よくマスターできる

高校英語は中学英語と違い、出てくる単語の数が半端なく多いです。

これを単語帳を作って一つ一つ覚えていくのは無理です。時間の無駄。

収録されている全年度の第二問を全てこなすと、頻出の単語が大体固まってきます

センターで問われる単語の出現パターンが分かってきます。

これは、第4問~第6問の長文問題を読み解く力に直結します。

非常に効率よく、高校英語の頻出英単語を学習することが可能となります。

 

ですので、最初に第二問をマスターすることができたら、あとは枝葉と言っても過言ではありません。なんでも好きなところから勉強してください。

はかどりますよ~!

※ただし、過去問のすみから隅までやりつくしてください。

 

③実際に授業をする

これは必ずやってください。

インプットした知識をアウトプットする機会がなければ、引き出すことができなくなります。一生しまいっぱなしになることも珍しくありません。

「授業」と書きましたが、実際に大勢の前でやらなくともよいのです

友達相手にうそぶくのもいいです。家族相手にうんちくをたれるのもいいです。

ただ、継続してアウトプットする機会を作るのであれば、自分の姿を動画で撮りながら、カメラに向かって授業をするのが一番よいと思います

別に間違ったことを言っても誰からも非難されませんし。

 

私の場合、文法問題を授業で扱う際、選択肢の一つ一つを丁寧に洗っていきました。

なぜかというと、授業中に「1番の選択肢が正解なのは分かりましたが、なぜ、2番の選択肢ではだめなのですか?」といった質問が来るとアウトだからです。

もともと英語が苦手な者が授業しますので、こういった脇の知識が圧倒的に不足しています。この部分が弱いのは自分では深く認識していたので、この選択肢をすべて洗うことに一番時間をかけました。

 

そして、このすべての選択肢を洗うことを継続していき、それを実際にアウトプット(私の場合は授業で話す)することが最も成績を上げるために重要なことだったと今は実感しています。

 

以上の方法論で、見事にセンター9割を達成することができました。

ただ、この完璧な方法を駆使しても、9割取るまでに4か月はかかりました。

 

世の中にお手軽な勉強方法がわんさか紹介されていますが、

ことセンターで得点を伸ばすことに関しては、楽な方法はありません。

地道に正しい努力を積み重ねてください。

 

【一つだけ、この方法にはデメリットがあります】

今日ご紹介した勉強法には、一つだけデメリットがあります。

それは、

「勉強をやめると、すぐに忘れ去ってしまい、もとの状態に戻るのが早い」

ということです。

スラムダンク桜木花道のようなものと言えば、分かりにくいでしょうか?

 

本来なら、私の提唱する教科書暗唱(高校生は副教材も全部暗唱)

を実行するのが一番なのですが、時間がない場合は、やむなく今日ご紹介した方法で英語の力を上げてください。

 

それでも、勉強をし続けていれば、衰えることはないと思います。

 

ちなみに、私はもう授業をする立場ではなくなり、英語の授業も10数年間やっていません。

結果、高校の現役の頃よりも、英語の力は落ちていると思います。

(ただ、やればすぐに取り戻す自信はありますけどね!!)

 

 英検やTOEICの入門編にもなるセンター英語。

ぜひ、この方法を試してみてください。