春は別れの季節でもありますが、
出会いの季節でもあります。
私の職場でも、この4/1付で新たに入社した方がいます。
その方は
中途入社だそうです。
30代男性。
バリバリやりそうな頼もしい外見・仕草です。
が、何かアグレッシブさが感じられない。
確かに、直接の教育係である上司が
「最初の数週間は、社内を観察するだけでいい」
という指示を出していることもあるかもしれぬが・・・・。
それにしてもあまりにも動かなさすぎる！
と密かに私は感じています。
ふつうは
社内を見ているだけとはいっても、
いろいろな疑問質問が湧いてくるものだと思います。
別に四六時中忙しくしているわけではないですし、
聞こうと思えば周囲のスタッフに聞く時間はたくさんあります。
いち早く、一人前の能力を身に着けて、独り立ちしたいと思うのが
自然ではないでしょうか？
なんか、
それが全く感じられないのです。
いや、別に
その人を責めているわけでもなんでもありません。
ただ、思うのは、
「この人、すぐにやめるつもりなんじゃね？」
ということです・・・・・。
仕事にやる気があるとは言えない私が言うのもなんですが、
あまりに不自然なほど、この人からはやる気が感じられない。
面と向かってその人と話すと、さすがに前職での経験の影響か、
明朗快活にお話をされます。
そういう姿と、動かなすぎる行動とのギャップが、
あまりにありすぎるのです。
ですので、
この人、すでにこの会社に見切りをつけているんじゃね？
なんて予想しています。
見切りをつけるということは、
次につなげる自信があるからこそ、
なのかもしれませんし。
長く一つの会社で働いていると、
盲目的に
「転職＝悪」
というイメージがついてしまう気がします。
私の考えも、そういう傾向にあると思います。
でも、
「転職＝悪」
では決してないと思います。
会社って、実際に入ってみなければ分かりませんもの。
採用試験に応募してくる方々の履歴書に目を通す機会があれば、
私はまず最初に
職歴
の部分に注目してしまいます。
短期間で職を転々としている人は、
もともと、こらえ性がないのではないか、
そんな先入観を持ってしまいます。
しかし、最近はそうではない、という気がしてきています。
少し考え方が変わってきています。
その人に合った働く場があれば、
自然と長続きすると思います。
長続きする職場に出会わなかっただけです。
職を転々としている30代の人でも、
経験した職場の数は
多くてせいぜい10社とかではないでしょうか。
そんな長い人生、10社くらい出会いがあってもいいでしょう。
結婚する相手なんかもっとよく見るでしょう！
たった一人の異性とだけ交際し、わき目も降らずに結婚、なんて
奇跡じゃないですか？？
なぜ自分がそんなこと、
すなわち
より少ない転職歴がよい
と思うか？
それは、自分がずっと我慢してきて、それが美徳だと思っているから
だと最近は感じるようになってきています。
一つの会社で勤めあげているからなんだっていうのか？
大切なのは、
自分が何を得られているか？
社会にどれだけ多くの価値を与えられているか？
なのではないでしょうか。
とまあ、
中途入社の方、
いわばまだ異業種、
といってもいいくらいのフレッシュさ
を持った人との接触で、
感じたことでした。
やっぱり外部の人と接すると刺激になりますね。
そんな勉強になった
令和発表からの2日間でした！
