晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

ハブの頭脳は とある若い女性にとって無意味(ナミダ 涙 なみだ)

f:id:mar1003:20200403231751j:plain


どの会社にも

おっちょこちょいの新入女性社員がいるものです。

 

大抵の場合、おっちょこちょいの若い女性は

その容姿や仕草に免じて

自らのしでかした行為の重大性を過少に認識されることとなります。

 

容姿や仕草によって免じられない若い女性の方は

おっちょこちょいとは呼称されず

ドンくさい

と形容されることとなります。

 

かように、

世の男性(特にオッサンとジジイ)は若い女性に対し、容姿や仕草で

自分の態度や考え方を変えてしまうものだと

今更ながら実感しています。

 

 

時を戻そう。

10年前。

 

 

 

その年、

うちの部署に大卒の女性新入社員が1名配属されました。

 

おっちょこちょいです。

 

容姿は悪くないと思います。

 

ただ。

自慢ではないのですが

私は女性を容姿や仕草によって区別することはありません。

 

若いからいいだろ

かわいいから許されるだろ

その反対だから許さん

 

などと差別する人間は嫌いです。

明治大学を退学となった当時の竹内(元大関雅山

よりキライです。

 ※所属していた相撲部で後輩に暴行を加え自主退学となり、角界に逃げてきましたが大関まで上り詰めるとは思いませんでした。肩のコブが勲章とかぬかしていましたが頭から当たらず肩から当たる覚悟のなさが当時はとにかくキライでした。今は和解しています。空想上で。

 

 

私はその俗に言うおっちょこちょいの、容姿が悪くない

23歳女性にも遠慮なくダメ出しをたくさんしました。

 

日々、いろいろ言いすぎて整理がつかなくなり

分かりやすい例えを交えようと彼女にこう切り出しました。

 

「羽生名人も本で書いてたけど、

その時その時の局面で、精一杯のことをやるだ…」

「ハブ名人の本があるんですか?」

 

 

 

ボクシングには「ストッピング」という防御技術があります。

相手がパンチを繰り出す前に

相手のグローブを押さえつける高度なテクニックです。

現代ではほとんど見かけなくなりました。

 

 

…現代にその使い手がいました。

おそらく一子相伝

 

 

話は続きます。

 

 

「羽生名人は何冊も本を出しているだろ」

 

「ハブを取っていることとかですか??」

 

「(え?なに…?取るってタイトルのこと…??)七冠王だから取る場面も書くでしょ」

 

 

「ハブ取り名人の本ってあるんですね!!」

 

 

 

私にもようやく事態が呑み込めました。

 

この若い女性は

羽生善治のことを知らない。

 

ただ、沖縄にあるハブ捕獲制度についてはご存知。

 

 

10年前の時点で

羽生善治を知らん奴が国内にいたのか!

畠田理恵のダンナって言った方が?????

 

ちょっと待てよ

この女性は話題沸騰期のスーザンボイルも「知らん」

と両断なさった万夫不当(張飛翼徳  武力255)。

 

 

私には勝てません(陳登 武力50)。

 

 

 自分の知っていることを

相手も知っていて当然

という傲慢な考えを改める良い機会となりました。

 

この若いおっちょこちょいには感謝しています。

勉強させていただきました。

 

二度と将棋の世界に生きる、いわば人外の話など致しません。

私などが踏み入れてはならない領域だったのです。

 

そう反省し、10年たちました。

 

この10年、会社で出会う若い女性に羽生名人の話を振ったことはありません。

自信を持ってこう言えます。

私の誇りです。

 

そして

この先もずっと、

私は若い女性達に対して

ハブ名人の話をすることはないでしょう。

いや、ハブ名人はいいのか。

 

 

皆さんの気づきのきっかけになれば幸いです。

本日もお読みいただき、ありがとうございました(推定読了数:0)。