晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

若者に知っておいてほしいテレビ番組制作の闇

最近のニュースを騒がせている

 

NHKのテロップ問題」。

 

皆さんはこのニュースに

興味がおありだろうか?

 

 

どんな問題なのかを

サクッと説明すると

こうなる

 

 

【テロップ問題サクッと流れ】

 

①一般人の男性の話のシーンがあった

②その話の最中に

・「五輪反対デモに参加している男性」

・「報酬(お金)をもらって動員されている」

という字幕が出た

③男性の話には上記字幕の事実は全く出てこない

(男性は五輪反対デモに参加していない)

 

以上の3ステップ。

 

 

 

担当者への懲戒処分が

NHK局内で行われたようだが

 

この出来事の何が問題なのかについては

テレビ報道では深く突っ込むことはない。

 

なぜか?

 

 

それは

この問題を

 

確認ミスによる誤った情報の発信

 

にしたいからだ。

 

 

 

しかし

 

問題はそれほどショボくはない。

 

 

 

 

突然だが次の題材に移ろう。

 

 

この正月にTBSにて放送された

 

コンビニおにぎり酷評→炎上

案件。

 

 

皆さんのご記憶にも新しいかと思う

(秋田にはTBS系列局がないので放送されませんでした涙)。

 

 

そう。

 

出演者のシェフが「食べなくても分かる」と

ファミマのツナマヨおにぎりを一刀両断し、炎上した

案件。

 

 

この案件については

メンタリストDaiGoさんが

Youtubeチャンネルの動画にて

詳しく解説している。

 

ギュッとまとめると

 

「この内容で放送する」

とテレビ局が判断した時点で

シェフに責任は全くない

ということだ。

 

さらにもう一つ突っ込んでみると

 

おそらくシェフはテレビ局側に

「食わなくても分かる」

という台本に沿って「言わされただけ」

だろうという見方だ。

 

詳しくはメンタリストDaiGoさんの動画を

ご覧いただきたい(超スカッとします)。

 

 

テレビ業界というのは

そこで働く人々の感覚が通常とは全く異なり

 

制作者側の出したい結論ありきで

収録が進行する。

 

 

例えば

 

もしも私がコメンテーターとして

出演したとする。

 

そして

今流行のなんかのお酒について話を振られたとする。

 

私はこう答えるだろう。

 

「美味しいお酒だが

そもそも人間生活に酒など必要ないどころか

害悪にしかならない。

なぜ『酒は百薬の長』とデタラメ格言がまかり通っているのか?

それは、酒税が国の歳入の中で重要な位置を占めるからだ」

 

と。

 

少し強引にねじ込んでしまったが

 

もしもこれが生放送だったらすぐさま司会者が話題を変え

私の発言など無かったかのように進行するだろう。

 

収録だったら全カット。

 

なぜテレビ局はこういったことをするのか?

 

 

それは

 

酒類メーカーは

重要な広告主であるから

 

だ。

 

 

要するに

酒類メーカーを敵に回しては

自分らの収入が激減するのである。

 

 

だから

 

自分らのお得意様(大スポンサー群)の意に反することは

放送できないのだ。

 

 

この事例は

テレビ局が「自分の都合の良いように素材を編集する」

ということの一例に過ぎない。

 

 

 

ここで最初の話題に戻ろう。

 

 

テロップ問題に。

 

 

この問題は

 

「ミスって間違った内容を伝えちゃった。テヘっ。」

 

ではないのだ。

 

 

そう。

 

 

最大の問題は

 

 

 

(真実かどうかはともかく)最初から『五輪反対デモには金目当ての奴が参加している』

ということを放送すると決めていた

 

 

 

ということだ。

 

 

なので

男性の話の内容などどうでもよく

 

視聴者にとにかく「金目当ての反対者ばっかだよー」

ということを刷り込みたかっただけなのだ。

 

 

そう。

 

 

今回のテロップ問題の根幹は

ここにある。

 

 

そもそも

 

「テロップ問題」

 

という名づけも

本当に巧妙にされていると感じる。

 

 

何度も言うように

 

この問題は「テロップの内容間違い」

ではなく

テレビ制作者の捏造体質

 

を問う大問題なのだ。

 

 

 

 

 

皆さんはどうお感じだろうか?

 

 

まあ

 

 

テレビなんてものは

 

イヤなら見るな

 

 

それで済む話だ。

 

 

事実、

私は地上波放送をほぼ見ない。

※相棒は毎週録画してCM飛ばして見てます。反町君が今シーズンで勇退。寂しい…。

 

 

今回述べたような内容は

 

若い世代に知っておいてほしい事柄だ。

 

特に

 

コンビニおにぎり酷評問題では

 

経済評論家が

「シェフは信念をもって言ったことだから

盲目的に叩くのではなく意見をヒアリングすることから始めよ」

 

とそれっぽいことを発信していた。

 

いやね…

 

 

ここまでお読みいただいた皆さんにはお分かりと思うが

 

問題は

 

なぜそれをテレビ局が最終的に放送するとgoサインを出したのか?

 

ということなのだ。

 

 

答えはただ一つ。

 

シェフが酷評するというシーンを放送すれば

視聴率を稼げる

 

と(最初から)考えたからだ。

 

 

この経済評論家はテレビでも活躍中の

有名人だ。

 

 

本当のことを言うわけにもいくまい。

 

 

テレビの裏側を語るということは

テレビにはもう呼ばれなくなる(自分の職を失う)

ことを意味するからだ。

 

 

だったら

この問題に何も言うことなく

沈黙を守ってほしい。

 

 

わざわざ「若者には…」

などと仰々しく発信しないでほすぃ。

 

 

テレビという

虚構により成り立つ世界を

 

現実と誤解しないよう

 

私たち大人が

責任をもって子どもたちに伝えていこうではないか!

 

 

というわけで今日も演説を終わります。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。