晩酌と相撲好きのブログ

毎日ビール2本程度の晩酌とおいしいつまみ、そして大好きな相撲を愛しているアラフォー妻子あり男の心の内です。たまに本業の教育分野に関することもつぶやいたり。暇つぶしに見てやってください

3年前に予測したラーメン屋2店、未だつぶれず

 

3年前、市内に2つのラーメン屋が開店した。
開店したのは2店だけではないのだが、私はこの2つのラーメン屋に注目した。片方はあっさりラーメン、片方は辛いラーメンだ。

辛いラーメン屋はつぶれる、あっさりラーメン屋は生き残る。そういった予想をした。が、どちらも未だにつぶれていない。私の予想は外れた。よかった。

ただ、当初の予想に反し、あっさりラーメン屋は経営が厳しそうだ。あっさり、辛い、双方のインスタを拝見しているがあっさりラーメン屋の投稿内容がイミフであり頻度も低い。

あっさりラーメン屋では、ラーメンの他に販売物もあるらしい。メンマやワカメ、煮干しなど。辛いラーメン屋では販売物があることは聞かない(あるかもだけど)。

口コミによると、あっさりラーメン屋ではそれら販売物の掲示が激しく、ラーメンに集中できないそうだ。分かる気がする。インスタでも店主が様々な情報を発信しているが、肝心のラーメンの画像や説明が少ない。

そして何より文章が独りよがりだ。具体的な表現をここで紹介するのは気が引ける(店名バレる危険性あるため)が一部ぼかしながら。

「今日は寒い一日なので当然のごとく当店に足を運んでください!」や「今日の宇宙的にできの良いトッピング具材をたっぷり用意しているのでぜひご来店を!」など。

正直、「寒い日」にどこで食事を摂るかは客が決めることだ。それをなぜ「当然のごとく」来店先を指定されなければならないのか?
また、できの良いトッピングが宇宙的なのはどう捉えたらよいのか?地球人には合わないのか?火星人用?

 

一方、辛いラーメン屋はインスタで淡々と自店の商品(ラーメン画像)をそのメニュー名とともにアップし続けている。

今日のランチは何にしようかしら?と迷っている人への判断材料を提供するのがインスタの役割だとすると(ってかそれしかない気がするが…)客への決めつけや脈絡の分かりづらいワードチョイスはマイナスに働くように思う。

より顧客に寄り添っているのは辛いラーメン屋と言わざるを得ない。

事実、あっさりラーメン屋の店主は何度か経営面での低迷をインスタに綴っている。

 

この2店から学んだことはやっぱり「多数派の人の気持ちが分かること」が経営には大切だということだ。

ラーメン屋を開くからにはラーメンを作る腕は確かなのだろう。2店ともその技術を疑う余地はない。

ただ、客がどんなものを欲しているのか?を察知しそれを叶える商品を作り上げ提供することは難しいことだと思う。

少数派意見を頻繁に持つ私にはできないことだ。おそらく、あっさりラーメン屋の店主もそうなのだろう。ってか少数派じゃなきゃラーメン屋など開かない。

ただ、経営を軌道に乗せるには多数派の人々を取り込み、ある程度の売上をあげなければならない。あっさりラーメン屋の店主にはもっと多数派に寄り添った経営をおすすめしたい。

 

結局、私はまだ一度も両店へ訪問していない。正直、どちらの店も私にとっては魅力的ではないからだ。もっとダイレクトに言えば金を払う価値がないと感じている(この2店が特に、ということではなく飲食店全般に対してうっすらそう思っている。居酒屋ですらも。キャバクラなんてもう一生行かないし!)。しかし、飲食店経営という面ではかなり勉強させていただいている。2店とも永く続いてほしい。

 

そろそろこの2店を訪問してみようかしら?いや、まだかな…。

市内もチラホラ、ラーメン屋が入れ替わるところも出てきた。20年前のようにラーメンマニアになろうか…?

 

本日は以上です。

 

 

 

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