タレントのたむらけんじさんとラーメン屋さんのツイッターで話題になっている件で感じたことを。
要はラーメン屋さんにネットリテラシーがなかった、
ということになるのだと思います。
噛みつけば注目度が上がる、
事実だと思います。
ただ、その代償は大きいということです。
本業で、自分の生み出す商品の価値で、勝負しないと!
今回の一連の流れ、いい大人がすることではないと感じますが、
このラーメン屋さんにはこの一件で学びを得て、今後に活かしてほしいというしかないです。
ただ、このことは世の子どもたちに、生きた事例として教訓を得て欲しいと思います。
ラーメン屋さんの対応、その対応から生じる他人からの干渉(攻撃とも表現してもよいような)。
ネットの世界では一個人の情報などすぐに調べ上げられ、さらされてしまいます。
ネット上に上がった情報は、一生残ります。
一生です。
このことを、芯から理解している子どもはどれほどいるのでしょうか。
本来であれば、公教育である小学校、中学校、高校で指導があるべきです。
この指導がないという事実、これは時代に則していません。
塾や家庭教師、通信教育では触れられないこのジャンルに対する教育こそ、
学校ですべきと思います。学校教育は、もっと時代に追いつかなくてはなりません。
国の怠慢(以下略)。
と、不満を並べ立てても仕方がないので、
それぞれのご家庭で自衛するしかありません。
ネットリテラシーを考える際、どんな理念を念頭に置くべきか。
それは、
人に対する礼儀
だと私は考えます。
ネット上でのやり取りは、時に機械を相手にしているような印象を持ちます。
あたかも人間の感情を介していないような、なんといいますか、空想の世界ととらえてしまうときがあるかもしれません。
しかし、ネット上でやり取りしているのは、PCを、スマホを、タブレットを操っているのは人間です。
実生活で人に対する礼儀をわきまえているのであれば、
ネット上でも同じようにふるまうことです。
それを、親から子へ、自信を持って伝えることが大切です。
今の時代は就職活動を控えた学生が、SNSのアカウントをわざわざ消します。
それもどうかと思います。
企業の人事担当者に
「私のSNSでの発言はとてもではないが見せられません」
と宣言しているようなものです。
そんなことをするまでもなく、
「これが私のSNSアカウントです。どうぞ見てください!」
ぐらいのものにできませんか?
(もともとやっていないのであれば別にいいですけれども!)
ネットの世界と言えど、ディスプレイの向こうには人がいる。
このことをもっと意識しましょう!