二年半ほど前、
この1年半 銀河系で最も成長した人物は福尾誠氏(現体操のお兄さん)であることは三つ隣の銀河でも話題沸騰と確信している - 晩酌と相撲好きのブログ
の記事にてまことお兄さんについて書いた。
おかあさんといっしょに出演する現「たいそうのおにいさん」だ。
正直に言うと、この時はまことお兄さんを称賛しつつも
どこか、まだ微粒子レベルに存在するまことお兄さんの「未熟さ」をイジる意図も含んでいた。執筆者のお里が知れる。困ったものだ。
しかしこれだけは明言させていただきたい。
今も過去もそしてこれからも、私はまことお兄さんが大好きだ。
今日はまことお兄さんについて書きます。
先日、まことお兄さん卒業の一報が流れた。
「おかあさんといっしょユーザー」の間では
うたのお兄さんである花田ゆういちろう氏の卒業が有力視されていた。
ゆういちろうお兄さんのソロパート機会が増したり
スタジオのセットの組み方の違和感が理由だ。
この辺りの感覚は女性視聴者は鋭い。
普段と違う部分を直感として感じ取る。
そしてその女性の直感は、縦横無尽な伝達ルートと光ファイバー以上の伝達スピードにより瞬く間に広範囲に世界へと拡がっていく。
その恩恵にあずかり、
私の中でも「ゆういちろうお兄さんの卒業」はもはや既定路線だった。
90%卒業だな、といった感覚だった。
先日、私たち人類の予想を大きく覆す報道がなされた。
そう。まったくのノーマーク、まことお兄さんの卒業だった。
就任4年での異例の速さの卒業。あえて「速」の字を使おう。
どれだけこの4年という期間が短く異例であるかを直近のおにいさんたちを例に見てみよう。
12代目:福尾誠(現職)2019年4月1日 - 2023年4月1日→4年
11代目:小林よしひさ(前職)2005年4月4日 - 2019年3月30日→14年
10代目:佐藤弘道(元職)1993年4月5日 - 2005年4月2日→12年
この30年で、たいそうのお兄さんは3人しか誕生していないのだ!
ここに曙の至高の名言「300年の歴史で何故横綱が68人しかいないのか教えてあげますよ」が頭の中によみがえるが無視。
前任者二名の10年オーバー就任期間と比較すると、いかにまことお兄さんが短期間であるかが分かる。
まことお兄さんの4年間は、まさしく瞬く間に駆け抜けていった。
我が家で長女が誕生し、長女がなんとなくテレビの内容を分かり始めたころ、
まことお兄さんがおかあさんといっしょに出始めた。
まことお兄さんは元体操の選手で、バリバリの全国クラスだったらしい。
当然、身体能力は抜群だ。
比較するのはおかしいとは思うが、横にいる「ゆういちろうお兄さん」とは踊りのキレや体幹の強さがまるで違う。
まさにプロの体術だ。
しかし、表現力、とりわけ発声や表情の乏しさに若干の難あり状態であった。
逆に私は彼の成長スピードの速さを含め、まことお兄さんという一人物に興味を持ち、注目しだした。いや、目を奪われた。
まことお兄さん就任から一年半後、あらためて番組を見ると、前述の難あり部分がほぼほぼ解消されていた。
おそらくそれまでのまことお兄さんの人生の中では、表情や声の抑揚に気を使いながら話すことなどなかったと思う。
そういった発想すらなかった可能性もある。
そんな人が、たった一年半でここまで改善できるものなのか!
私は驚愕した。
そこからまた二年半が経過した現在、まことお兄さんはすでになんのイジリも許されぬほど完成された演技を披露している(演技っていうのか?)。
まず一番は発声。めちゃくちゃ声が出ている。
余談だが、塾の講師はまず初めに「大声を出す訓練」をする。
これができないとどうしようもないからだ。授業にならない。
恥を捨て、自分の殻を破る。これができないと人前で大声をあげ続けることなどできない。
そしてこれが意外と難しい。人はなかなか変われない。前職時代の経験から私はそのことを学んだ。
まことお兄さんは、人間には困難である「変化」を受け入れた。
そして表現力。
表情がより豊かになった。
同期入門(?)であるあづきお姉さんは入門当初から各種能力値が高いため、どうしても比較してしまう自分がいた。
しかし現在。むしろあづきお姉さんをフォローできるほど、余裕を持って対応しているまことお兄さん。
すごすぎる(語彙 )。
ルックスの良さもハンパなく、これはおそらく歴代ナンバーワンであろう。
これから円熟期に入らんとするタイミングでなぜ卒業なのか??
非常に残念だ。っていうか悲しい。
私がNHKの受信料を支払っていないのになぜこの番組を視聴できるのかの謎は残るものの
これからもまことお兄さんの、新天地での活躍をお祈りしながら
残りの任気を追いかけたいと思う。